「レ・ミゼラブルをリスペクトした日本アニメの傑作」未来少年コナン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
レ・ミゼラブルをリスペクトした日本アニメの傑作
このアニメに登場する、レプカの顔の造形は、ナポレオン。フランスを共和制に導いた英雄である。
さて
原発事故(1986)や、大震災(2011)の前にこのアニメは制作されている。正に未来を予見したストーリー。また、
フランスは今の共和国になるまで、いくつもの試練を重ねてきた。つまり、最初に述べた英雄ナポレオンは、フランスにとって、王政を倒した英雄であった。しかし、残念ながら、英雄は独裁者に変わる。
原発事故と指摘したのは、チェルノブイリの事であり、その後日本の震災で原発事故は再び起きた、そして、残念ながら、その事故は未だに解決はされていない。本当の美しい日本を取り戻す為には、姿を変えたレプカを探し出さねばならない。
また、ウクライナの事を考えると、チェルノブイリはウクライナにある。そして、ザポリージャ原発は一体どうなったのだろうか?その事実を思い知らねばならない。
追追記
今回は26話全てを見た。しかし、この劇場版でも充分に内容は伝わると感じた。10年以上前に劇場版は鑑賞した。
この物語にハマったのは、弟の影響。彼が見ていたアニメを僕も見たと言った所。『ガンバの冒険』とか『はじめ人間ギャートルズ』とか『母をたずねて三千里』とか良いアニメたくさんあったが、ほとんど、弟からの影響。そして、『ドラえもん』は妹からの影響。家族って大事だね。映画は親父で、音楽はオジキ。本を読み始めたのは祖父の影響かなぁ。
この作品は、宮崎駿先生の作品と言うよりは、大塚康生先生の踏ん張りに見える。
『アバター』『タイタニック』はこのアニメをリスペクト
温暖化で海面が上昇すると言う理論ではなく、地殻運動による造山運動と言う解釈が、この頃の主流だったと記憶する。寓話だが『日本沈没』が、70年代前半に流行った。しかし、馬鹿に出来ない。陸地が短時間で水没する事はないだろうが、火山で陸地が一日で出来るだろうし、水没せぬとも、地殻が沈み込むことによって、巨大地震が間違いなく起きる。言うまでもなく、その事の方が水没よりも、確率は高いし危険である。
追記 原作を読んでみた。
言うに及ばないが、全く別の作品だと思う。原作の主旨は理解出来るが、尻切れトンボと言った所。二時間の映画であっても、この『劇場版』の方が遥かに上回る。
しかし、原作者を邪険には出来ない。2011年を予見しているのは確かなことだから。