おんなの寝室 好きくらべ

劇場公開日:

解説

成熟した二人の女と、女子大生の三人が、一人の男をめぐって競いあう姿を描く。脚本は「皮ジャン反抗族」の佐治乾、監督は「女教師 秘密」の白鳥信一、撮影は「エロチックな関係」の安藤庄平がそれぞれ担当。

1978年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年12月23日

ストーリー

浅井貞子は愛人の社長植木の会社が倒産してしまい、手切金として貰った三百万円を元手にスナックを開店した。商売に不慣れな貞子であったが、偶然雇った女子大生の圭子の上手な客あしらいで、店は順調にスタートした。やがて貞子は、近所で喫茶店を経営する池上のり子と知り合った。のり子は大地王の娘で結婚もしていたが、もてあます暇を店の経営で紛らわせているのだった。ある日、酒屋の支払いに頭を悩ましていた貞子は、店の客で医師の柿村に助けてもらい、温泉への一泊マージャン旅行に圭子と共に誘われた。愛人と別れて以来、女一人の生活をしていた貞子に、柿村は好ましい男だった。旅行に行く当日、貞子は、予定の集合時間より早く柿村の家に出かけると、独身の彼のために、朝食を用意するのだった。食事が終ると柿村は、不意に貞子を抱きすくめ、指で刺激をくわえ、彼女は何か月ぶりに、体の痺れを感じてしまう。そこへ、のり子が訪ねてきた。彼女も旅行に招待されていたのである。しかも、のり子は彼のための朝食を持っての来訪であり、貞子と彼女の間に火花が散り始めた。険悪な雰囲気の漂うところに圭子もやってきて、四人は出発した。宿に着いた四人は、早速、炬燵を囲んでマージャンを始めるが、突然、圭子が腹痛を訴えた。柿村は治療のため、圭子を別室に連れていき、鎮痛剤を注射すると、彼女の局部を弄び始めた。最初は拒んでいた圭子も、徐々に体を開き、その部屋から漏れる圭子の鳴咽を聞いた貞子とのり子は、柿村の狙いが圭子にあったことをさとり、お互いに溜息をついてしまう。そして、そんなことから二人の間に、奇妙な親近感がわき始める。貞子とのり子は、柿村と圭子を温泉に残し帰途につくが、東京に戻ると二人は、なんとなく身の上話を始め、なぐさめあうのであった。ところが、別れぎわに、のり子は貞子に、いきなり、夫と離婚すると言って立ち去っていく。話相手さえいなくなった貞子は、アパートに戻り、寝苦しい一夜を過ごすのであった。翌朝、貞子のアパートに前触れもなく植木が訪れる。植木は東京への出張の合間に、貞子の様子を見にきたのであった。しかし、貞子はそれまで、じっと耐えていた思いが爆発したかのように植木に挑んでいく……。

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