「今見ても色あせない不朽の名作」犬神家の一族(1976) マルホランドさんの映画レビュー(感想・評価)
今見ても色あせない不朽の名作
こういうと月並みだがまるで古さを感じない。
演出の妙であると思うが誰が死ぬかが予期できなかった。いや、なんとなくはわかるのだが誰から死ぬのかがわからないし、唐突に死体が出るさまはこちらの意表を突かれたような驚きを感じられる。
死体の描写も鮮やかでまるで飾られる芸術品に見えるがおどろおどろしいし、いちいち奇抜でこちらの目を引くような作りだ。
この作中の時代設定が戦後だとは思うけどぱっと見それとは関係なく見れるし、とてもきれいだから果たして何年ごろかわからないような、不思議と昔と現代が重なって時間が止まっているかのような街並みで見ていて飽きない。
それにしても石坂浩二が思いのほか童顔で驚いた。
コメントする