東京秘密ホテル けものの戯れ

劇場公開日:

解説

巧みに警察の取り締まりを逃がれて行なわれる秘密売春の客と売春婦たちの人間模様を描く。脚本は「夫婦秘戯くらべ」の芦沢俊郎、監督は「江戸艶笑夜話 蛸と赤貝」の藤浦敦、撮影は「団地妻 (秘)出張売春」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1976年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1976年10月20日

ストーリー

立花春枝は、長い病院暮しの夫、良介にかわって、ひとりで家業の本屋をきりまわしている。春枝は週に一度はかかさず病院に通い、寝たきりの良介の顔にまたがって、思い切り口唇の愛撫に身をまかせていた。その立花書店に、時折妙な客があった。世界戯曲全集の第四巻イギリス篇だけ売って欲しい、という客の注文に、春枝の眼がキラリと光る。部厚い表紙を開くと、そこに若い娘の写真が貼ってある。春枝は秘密売春グループを組織しているのである。客がOKを出せば、数時間後には都内のホテルの四〇一号室“立花モデルグルーブ”のプレートのかかった部屋で、好みの女性を抱けるという形をとっていた。かかえている女性は超一流で、知性派の女秘書はSM好み、健康派の体操教師はどんな体位も可能、なかには女性ハンターもいる。ある日、第一巻“ギリシャ篇”を指定する客が来た。第一巻は春枝自身だった。熟れ切った肉体をもてあまし気味の春枝は、男を貧欲にむさぼった。その隣室で殺人事件が起こった。春枝は一瞬、その犯人の顔を見たために警察に協力せざるを得なくなった。担当の刑事は意外にも昔の恋人、雄一だった。春枝は、犯人が以前売春の客で来たことのある男だと思いあたったが、それを口にすることはできない。雄一は敏感に春枝たちの売春行為をかぎつけていた。しかしいまは、殺人犯を逮捕する方が先である。執拗な捜査の結果、犯人の逃亡先が判明し、春枝を伴った追跡行で、無事事件は解決した。その夜、雄一は春枝を抱いた。過ぎし青春の日々を思い出しながら、ふたりは燃えた。後から突きあげられるのが好きな春枝のセックスの好みは、あの頃と少しも変らなかった。雄一は、ずっと春枝を想い続けて来たのである。夫の良介の病状が急に悪化した。春枝は、たとえ肉体は他の男に抱かれようと、心は最後まで良介につくそうとした。病院のベッドで、いつものように秘所を良介の顔の上に置いた。むさぼっていた良介の動きが止まった。安らかな顔だった。海の見える丘の上の家で暮したいという良介の願いをかなえてやるため、春枝は良介の墓をそこに建ててやるつもりだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く