痴情ホテル

劇場公開日:

解説

ある三流ホテルを舞台に、その密室で展開される男と女のセックス・プレーの模様を描く喜劇。脚本は溝口新作、監督は本田達男、撮影は国定玖仁男がそれぞれ担当。

1974年製作/51分/日本
配給:東映
劇場公開日:1974年3月16日

ストーリー

ある三流ホテルのメイドとして就職した葉子は、先輩のみどりから、ホテルの裏面を聞かされ呆然とする。ボーイの三郎以外の従業員は、それぞれクセのある強者ばかりなのだ。客が残した陰毛を蒐集する趣味のかおる、客室にテープ・レコーダーを設置し、セックスの声を録音する勉、お金を貯めるのが生きがいのみどり、などである。今日も、失神している女社長を介抱しながらセックスを楽しんでいる勉など、各人がそれぞれ客を利用して、自分の趣味を楽しんでいた。そんなある日、葉子は以前から好意を寄せていた高校時代の教師・川崎にホテルのロビーで会った。だが、川崎は自分が汚れている、という理由で葉子を拒んだ。翌日、三郎を静かな海辺に誘った葉子は、彼に身体を与えた。その夜、葉子は再び川崎の部屋を訪れ、全裸になって川崎にせまるがまたも拒否されてしまう。こうして葉子もまた他の従業員と同じように、SEXに溺れていった……。

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