「頗るカッコ悪い」嗚呼!おんなたち 猥歌 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
頗るカッコ悪い
内田裕也はロックンロールじゃない。
先人たちに敬意を評し同年代のアーティストには才能で勝てず若手に目を光らせ育てようとする、そんな永遠にロックンロールに憧れて生きて来た人物!?
格好付けた本人そのままな役柄の人物像に演技、ドサ廻りの新曲もムード歌謡みたいでロックンロールからは掛け離れ、ワザと狙って格好悪い姿を晒す。
今の役者でコノ役を演じれる輩は見当たらない、内田裕也だからこそのハマり役であり最低最悪な下衆ヤローなのに格好良く映ってしまう存在感は逸品。
ジョニー・ロットンのTシャツ着てジム・モリソンの真似事したりミチロウも意識してる?清志郎のようにメイクして子供みたいにロックンロールではしゃいでる。
初っ端の"亜無亜危異"のライブから始まりショーケンとジュリーのデュエット?に映像は卑猥でまぁロックンロールな映画としてはアリか!?
神代辰巳と内田裕也って危険な匂いしかしない、今の時代ではありえない狂った感が最高。
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