デカメロン夜話(1924)

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解説

ボッカチオの『デカメロン』の一挿話に基いたロバート・マックラフリン氏とボイル・ローレンス氏との合作舞台劇を「チューチンチョウ」「南方の恋」等と同じくハーバート・ウィルコックス氏が脚色並びに監督したもので主役は「女性の敵」「歩み疲れて」等出演のライオネル・バリモア氏で、「裏町の怪老窟」「真夏の夜の夢(1925)」等出演のヴェルナー・クラウス氏、「ジーグフリード」「死滅の谷」等出演ベルンハルト・ゲツケ氏、「愛国の軍使」等出演のアイヴィー・デューク嬢、「コーカサスの春」「スワリン姫」等出演のクセニア・デスニ嬢、「南方の恋」等出演のランドル・エアトン氏及びゲオルク・ヨーン氏、アルバート・シュタインリュック氏等が出演している。無声。

1924年製作/イギリス
原題:Decameron Nights

ストーリー

回教国のソルダン王とアルガルヴの王とは、同盟してキリスト教国に当たる事になった。そのために、ソルダンの子サラジンと、アルガルヴの王女アラチエル姫は結婚することになり、サラジンは姫を迎えに赴いた。一方、キリスト王国のヴェニスでは、この報に驚き、十字軍を編成して征討することになった。十字軍士トレロは、貞淑な妻テオドラに、お守りの十字架を与えて出征た。十字軍士リシアルドは、ヴィオランチと浮気な別れをした。ところが、暴風雨のため十字軍は聖ドメニコ寺院に避難し、そこでトレロとリシアルドは貞操論を戦わせ、結局リシアルドはテオドラの十字架を取ってみせると広言した。そこへサラジンの一行が避難し、さらに暴風のためすべての記憶を失った婦人を救い込んだ。そうして彼女は、リシアルドに伴われてヴェニスに赴いた。サラジンは、十字軍襲来の報を告げるために帰国した。リシアルドは計略を以ってテオドラ十字架を盗んだ。十字軍はサラジンに計られ捕虜となる。牢獄で妻が十字架を失った夢をみて、トレロはその由をヴェニスのドージに知らせ、処罰を乞うたが、神は彼女の潔白を証した。一方、サラジンと姫との結婚は、サラジンが不思議な女を恋したので破壊された。彼女をリシアルドの毒手から救って、サラジンはその結婚の許しを乞うたが、ソルダンは同盟の破れるのを恐れてサラジンを殺した。しかし、その女こそ姫と判明して、アラーの神は二人を蘇らせた。

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