魂を失える男

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解説

「血の敵」に次いで我が国に紹介されるスイス映画で、レオ・ラペールの小説を、ヴェルナー・ホホバウムがラペールと協力して脚色、ホホバウムが監督したものである。出演者は、「たそがれの維納」のペーター・ペーターゼン、「偽むらさき」「黒衣の処女」のマチアス・ヴィーマン、「たそがれの維納」「国際間諜団」のオルガ・チェホーワ、フランツ・シャフハイトリン、トム・クラー、等である。キャメラはオスカー・シュニルヒが担任、音楽にはアントン・プロフェスが当たった。

1935年製作/85分/スイス
原題:Die ewige Maske

ストーリー

スイスのバーゼルの出来事である。ここの中央病院には、最近突発した新流行性脳炎によるネーガーが収容されているが、彼の死は旦夕に迫っている。医師達の間に、新しい治療法を講ずべしという議論が起こり、若いウェント医師は同僚デュマルタン医師の発見した血清をこの際実験したらどうだろうと提議した。しかし、院長のチェルコ教授は、患者に対して実験的治療などは試みるべきでないとして、それを拒否した。デュマルタン医師も動物実験がすべて陽性に現れたため確信を抱き、チェルコ教授に血清注射を申し出で、脳炎の蔓延に対し、ネーガーに試験させてくれと頼んだ。チェルコ教授はこれも拒否した。デュマルタンは遂に意を決して、ネーガー夫人に事情を打ち開けて、ネーガーに血清注射を施した。しかし、ネーガーは最初は好調に向かったが、やがて呼吸困難に陥り、死亡した。ネーガー夫人は昂奮のあまり、人々の前で良人はデュマルタン医師の実験のため殺されたのだと叫んだ。デュマルタンは人々の憎悪と非難とのもとに、残った血清を棄て血清研究の書類を持ったまま病院から出て行った。しかし、その後、ネーガーの死は施療に立ち会った看護婦アンナによって、血清注射のためではなく詮塞によるものだと証明された。だが、一方この時にそれを知らぬデュマルタン医師は人を殺した懊悩から意識的に自己分裂し、自らデュマルタンを探して、河に身を投じた。デュマルタンは中央病院に引き取られたが、彼は地獄に堕ちたと妄想し、血清とネーガー夫人と仮面とに悩まされ続けていた。チェルコ教授は彼から血清研究を知ろうとしたが、既に書類も失われ、狂気している彼から何も得られない。この時に、ウェント医師は、精神分析から彼の意識を回復させることに努力し、ネーガー夫人の助力を得て、漸くにしてデュマルタンに自己を取り戻させた。我に返ったデュマルタンは再び研究室で晴れ晴れと働くことになった。

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