修学旅行

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解説

J・ノイベルクが主となって書卸した脚本によりS・インネマンが監督した映画で、J・プラハタ、フランツ・スモリク、M・スヴォボダ、A・ノブトニオ等の人々が出演している。キャメラはオットー・ヘラー、ヴァクラフ・ヴィッヒの両氏の担任で、音楽はE・F・ブリアンである。

1932年製作/チェコスロバキア
原題:Pred maturitou

ストーリー

二学期に入ると、高等学校の最上級の生徒達は目前に迫っている卒業試験のために心が落ち着かなくなる。この時に慰安になるのは学校の遠足である。そして今度は生徒に評判のいい寛大なドナート教授が引率するというので生徒達は喜んでいた。それに生徒達は隣りの高等女学校の生徒達と会合する約束もあったのだ。ところが急に引率する教授がクラスの主任で数学担任のクレッチュ教授に代わった。この教授は学校中でも一番厳格で、若人たちの青春を顧みぬ人物であった。そして遠足は陰鬱の中に終わりを告げた。そして生徒達の中には不平を告げる者すらいた。中でも一番年長で秀才のシューマンは面と向かってクレッチュ教授に不平をぶちまけた。クレッチュ教授は彼を退学させると脅かした。若いシューマンは外国にでも逃げようかと移り気を起こす。そして恋人にも別れを告げる。恋人というのは彼が、同級のケフラーから奪った娘である。だが、旅行案内所まで行った時に、彼はドナート教授にさとされて寄宿舎へ連れ戻された。ところが自分の荷物の中のピストルがなくなっている。不安な予感に駆られて教室へ行くと、ケフラーがクレッチュ教授に数学を試験されて苦しんでいる。シューマンを見てケフラーの頭は益々混乱する。ピストルをケフラーが持っているぞ、とシューマンが叫んだに続いて起こった騒ぎの間に、クレッチュ教授が射たれた。病院の手術台上で、クレッチュ教授はふと様々な幻想を見る。白樺の道、林、ああ思えば人生は美しかった。教授はピストル事件を自己の過失として円く納めた。ケフラーはドナート教授の計らいで他校に転校出来た。ケフラーがシューマンと共にクレッチュ教授の病室を訪れた。ケフラーと教授の見合う視線のなかに沈黙の赦しのしるしがあった。

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