巴里の娘

解説

フランスの人気通俗家レオン・サジー氏作の小説に基づいて、グランド・プロデュクシォン・シネマトグラフィック社にイタリアから招かれたアルベルト・フランシス・ベルトニ氏第一回作品で、四篇より成る連続映画を短縮したものである。主役はフランス連続映画に喜劇的演出を以て人気のあるフェリシアン・トラメル氏で物語の上の主役はマルグリット・マディス嬢と「冤罪」出演のリュシアン・ダルサス氏で、テレーズ・コルブ夫人、シモーヌ・サンドレ嬢等が助演している。無声。

1924年製作/フランス
原題または英題:Girl of Paris Enfants de Paris

ストーリー

ジネット・ヴァンサンは頑固一徹の父と慈愛溢れる母とに育てられた箱入娘だったが年頃ともなれば青春の血は燃えて、アンドレ青年と恋を語る身とはなった。宵々の媾曵に凡てを忘却し尽くした二人は遂に父の眼に触れ、母の取なしの甲斐もなく、ジネットは家を逐われてやむなく恋人の伯父マルテルの家に仮寓した。厳しい父の心にもやさしい母の胸にも測り知れぬ寂寥が湧いた。アンドレ青年にはマドレエヌという名門の娘である婚約者があったのでここに一波瀾が起こったが、楽天家のマルテルの奇計は効を奏してジネットとアンドレとには嬉しい日がやって来た。

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