姿なき殺人(1933)

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解説

パリのオペラ・コミックの歌手として有名なリュシアン・ミュラトールが主演する映画で、ジャン・マソンの原案に基いてフレッド・ベルトランが脚色し、「ドン・キホーテ(1933)」のアレクサンドル・アルヌーが台詞を書き、舞台から映画に移ったレオ・ミトラーが監督に当り、シュフタンとジャンヴィエが共同撮影した。助演者はコメディー・フランセーズ座付女優ヴェラ・コレーヌ、「今宵こそは」のマルゴ・リオン、シモーヌ・プールデエ、ジャン・セルヴェ、マドレーヌ・ギティ等の面々である。

1933年製作/フランス
原題:La Voix Sans Visage

ストーリー

パリの或場末のアパートの一室でアンドレと言うやくざ者が死体となって発見された。殺されたのは六時と推定され、六時少し前にサルトーレというパリ切ってのオペラ歌手がアンドレの部屋で激しい口論をしているのを聞いたものがあった。更に取調べの結果サルトーレの情婦エステルとアンドレが好い仲だという事が判明し、又六時のアリバイが成立しなかった為サルトーレは犯人として捕縛された。かくて公判はことごとくサルトーレに不利で、エステルの冷たい証言により有罪と決定し、南米への流刑の宣告を受けた。サルトーレの独り娘ジャンヌには淋しい日が続いたが、彼女は父の潔白を深く信じていた。ジャンヌが父の家へ帰って見ると、そこにはエステルが我物顔に大勢の友を集めて底抜けさわぎをしていた。ジャンヌはいつもエステルと共にいる父の伴奏者ジェラールを見て二人の仲が普通でないと感じた。果して二人の仲はジャンヌの想像通りだったが、ジェラールはサルトーレに対する良心の呵責に苦しんでいた。或日ジャンヌは物置で父のレコードを見出した。サルトーレは自宅で稽古する時にも一々レコードにとっておく習慣だったのである。ジャンヌは懐かしい父の歌声に聞入っていたが思わず飛び上がった。その歌声に交って時計の音が正に六時を報じたのだ。彼女は弁護士のもとへ走って行った。その夜邸ではエステルが友達を集めて大騒ぎをやっていた。が何故か彼女は落着きなく劇しく酒をあおった。その彼女の目に階段の中途に立ってじっと自分をみつめているジャンヌの姿がうつった。この時「おききなさい、父の声です」とジャンヌが叫んだ。人々が階段の下に集まった時二階の奥の部屋からサルトーレの話声がそしてやがて歌声が流れて来た。人々は背すじに走る冷たいものを感じた。歌は最高潮に達し、六時を報ずる時計の音がきこえて来た。人々のざわめきのうちに絶望的な叫び声をあげてその場へ失神した者がいた。それはエステルだった。

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