マタ・ハリ(1927)

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解説

大戦中インド寺院の舞姫マタ・ハリと称し墺露間を往復し、ロシアの間諜を務め、最後に二重間諜事件のため銃殺されたマーガレーテ・ゲルトルードの事実を骨子としてレオ・ビリンスキー氏がシナリオを執筆し、かつて「性の焔」を作った事によって我国にも知られているフリードリッヒ・フェーエル氏が監督完成した映画である。マタ・ハリに扮するのはマグダ・ソーニャ嬢で、それを助けて「奇遇の三人」「秘めたる情熱」等出演のフリッツ・コルトナー氏を始めとし、アレクサンダー・ムルスキー氏、マチアス・ヴィーマン氏、ヴォルフガング・ツィルツァー氏、等が出演している。(無声)

1927年製作/ドイツ
原題:Mata Hari, the Scarlet Dancer Mata Hari, die rote Tanzerin

ストーリー

欧州大戦が始まろうとする頃、ウィーンではインドの舞姫マタ・ハリが大変人気を呼んでいた。中でも、大公爵のオスカーは夢中になって上気していた。ある日のこと、マタ・ハリは突然その筋から逮捕され、即刻国外に追放された。マタ・ハリがロシア国境に着くと、そこにはかつて彼女のパトロンであったボリス公爵が彼女の到着を待っていた。マタ・ハリが国外追放にあったのはボリス公爵がマタ・ハリとオスカー大公との噂を聞いて嫉妬のあまりやった事なのである。偶然のことからマタ・ハリはある百姓の一青年と知り合いになったが、素朴な彼の様子が妙に彼女を惹きつけた。そして日が経つにつれ、マタ・ハリは彼を恋する様になって行った。これを嗅ぎつけたボリス公爵は配下のボブリキン伯に命じ、その青年を国事犯なる名目の下に獄に投じた。マタ・ハリは彼を救うことをボブリキン伯に懇願したが、伯はオーストリアのプリッツ・ミル要塞の地図を手に入れたならば彼を放免してやろうと約束した。マタ・ハリはひいき客であったオスカー大公に取り入り、かつて偶然の事から手に入れたロシアの攻撃計画の地図と引換に偽物の要塞図を貰って帰るが、ボブリキン伯が彼女に付けて置いたスパイに見破られる。そして軍法会議に廻された結果、マタ・ハリは間諜として銃殺されたのである。

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