ベニスの獅子

1923年製作/ドイツ
原題または英題:The Lion of Venice

ストーリー

ヴェニス共和国は戦捷祝賀の宴に酔っていたが、その属領ラグサは圧制に反抗して突如反旗を翻えした。共和国大統領は姫の許婚者ドランを討伐軍の将に命じた。討伐軍は敵の虚を突きラグサ城を陥れ、ラグサ侯は戦死し娘アリンダは虜となった。ドランはこの敵国の娘に恋慕し許嫁の姫を忘れ勝ちとなった折、ベニス国会は捕虜を鏖殺すべき旨を命じた。しかしドランはアリンダを殺すに忍びず密かに匿った。凱旋将軍として彼は月桂冠を受くることになった時、ドランを嫉視するコンディヴィ将軍はアリンダを引張り出してドランを反逆者として告発した。かくて死刑の宣告が下らんとしたが、「敵国にて獲たる美術品は国有とす」という国法を適用して美姫アリンダは自然の美術品として公衆の観覧に供せられドランは罪を免れる。失望したコンディヴィはアリンダを刺さんとしてドランに阻まれ却って負傷する。ドランはアリンダと共に逃れんとして再び捕らえられ、ドランは神の裁きを受けることとなる。広場の左右の隅に獅子を入れた檻とアリンダを入れた檻とを設け、ドランにその何れかを選ばせる。神も勇士の恋を憐れんで彼をアリンダの檻に向わせた。かくて二人は罪一等を減ぜられ追放の身となり、幸福を求めてヴェニスを去った。

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