維納の夢

解説

「ヴェニスの商人」を監督した、ペーテル・パウル・フェルナー氏が監督製作したもので、主役は「デセプション」「ベニスの商人」等出演のヘンニ・ポルテン嬢で、「シラノ・ドウ・ベルジュラック」出演のアンジェロ・フェラーリ氏と「春の流れ」出演のオシップ・ルーニッチュ氏が共演し、その他カール・デ・フォークト氏、クレール・ロットー嬢等が助演している。無声。

1924年製作/ドイツ
原題:Vienna Dreams Pratertraum

ストーリー

裁縫をしてその日を暮しているアンヌマリーとフランツィの姉妹はウィーンの町端れに住んでいた。妹のフランツィにはフリッツという恋人があったが、姉のアンヌマリーはモンロワールの若い侯爵に見染められ、遂に結婚する。間もなく妹達も結婚した。侯爵の城の近くの森でリノンの伯爵が銃殺されていた。侯爵の家政婦がその朝未明に侯爵夫人の室を出る男の影を見たと申立てたので、侯爵夫人はある疑いをかけられる。一方妹夫婦も詰まらぬ事が原因で別居する。侯爵の舞踏会の夜侯爵夫人は容疑者として取調べを受ける。夫人は殺人犯が己れの兄たる水夫のマルティンである事を蔽うために、かの朝夫人の室を出たのは被害者の伯爵であると申立てたので、夫の侯爵は怒り夫人を放逐する。しかるに妹から貰った金で高飛びしようとした兄のマルティンは船に間に合わず、また良心の呵責に堪えず戻って来て白状したので、侯爵は再びアンヌマリーを迎え又妹夫婦も幸福を迎えた。

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