命ある限り(1955)

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解説

一九三七年のスペイン内乱を背景とした戦争メロドラマ。一九五一年以来ドイツで監督として活躍しているハラルト・ラインルと、ヨアヒム・バルジュが共同執筆したオリジナル・シナリオをラインル自ら監督した。撮影はワルター・リムル、音楽はホセ・ムニオス・モリエダ。主演は「間奏曲」のマリアンネ・コッホ、ドイツ映画界の中堅アドリアン・ホーフェン。スペイン俳優のルイス・L・アローヨ、ファン・コルテス・サンチャゴなど。オーストリア、西独の合作。

1955年製作/オーストリア・西ドイツ合作
原題:Solange du Lebst

ストーリー

一九三七年、スペイン内乱のさなか。国民軍側のファン・デラ・エスコスラ大尉(L・アローヨ)の後を追ってトランバルからロッカビエハへ向った許婚者テレサ(M・コッホ)は、途中の山道でスペインの同盟国ドイツ軍と、人民戦線軍の空中戦に遭遇、彼女の目の前でドイツ・コンドル部隊の一機が撃墜され、残骸の傍に重傷を負ったパイロットのミヒャエル(A・ホーヘン)の姿があった。テレサは彼を岩穴の中に隠したが、自身は捜索隊に捕えられ、すでに敵手におちたトランバルへ連行された。人民裁判が開かれたが、新しい町長トルキート(W・レースナー)は彼女をかばい、司令官マレク(K・ハインテル)に提言して彼女を看護婦にしてもらった。テレサは夜に乗じてミヒャエルの介抱に行き、彼が自分を愛していること、愛が彼に力を与えることを知って、自分の婚約をかくしてミヒャエルの愛撫に応えた。だが彼女の行動は町長の娘で司令官のスパイ、ペピータ(K・ドール)に察知され、怒ったマレクはテレサをかばった町長を射殺、テレサを呼びつけてミヒャエルの岩穴に案内させた。マレクがピストルをミヒャエルに向けた瞬間、テレサはそれをたたき落してミヒャエルにひろわせ、マレクはついに射たれた。力つきて失神したミヒャエルを見守りながら、テレサは、やはり自分は婚約者のもとに帰るべきだと考えるのだった。この時、銃声とときの声が上り、国民軍の反攻が始まった。トランバルは再び国民軍の手に戻り、町に入ったテレサの前に、エスコスラ大尉が近寄ってきた。彼女は大尉の胸の中で、複雑な思いをこめた涙を流した。一方、病癒えて故郷ドイツに向うミヒャエルの淋しげな姿が、飛行場の片隅にみられた。

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