わらの女のレビュー・感想・評価

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3.0ショーン・コネリーの珍しい役柄

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

1970年初期と記憶するが、淀川さんの日曜洋画劇場で放送され、視聴者のリクエストに応えて再放送したのが、当時珍しかった。まだ録画デッキが普及する前の鑑賞機会に制約のあった時代の話。再見して推理映画の面白さは変わらなかったが、バジル・デアデン監督の演出に感心するところは無かった。カトリーヌ・アルレーの原作は有名で今でも読まれているようで、これはその評価を高める作品にはなっていないようだ。しかし、007時代のショーン・コネリーの悪役の演技が観られること、36歳頃のジーナ・ロロブリジーダの妙齢の女性美も拝見できて、けして駄作ではない。「落ちた偶像」「女相続人」の名優ラルフ・リチャードソンの渋い演技と併せ、俳優の魅力が何よりの映画である。

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Gustav