吹雪

劇場公開日:

解説

戦後はじめて紹介されるスウェーデン映画で、カール・ラグナル・ギイロフの書下し脚本を、オーケ・オーベルイが監督した。音楽はラルス・エリク・ラルソンが担当し、カメラはハアラルド・ベルイルンドで、雪国の製材所に現地ロケしている。主演は、監督オーケ・オーベルイとカリン・エーケルンド。他にグンナル・オールソン、リアーネ・リンデン、トルステン・ヒルベリイ、ハリイ・アーリンが助演する。

1943年製作/スウェーデン
原題:Sostormen
配給:北欧東宝
劇場公開日:1951年3月6日

ストーリー

森林技師のラアヴェは、製材会社の事務所で給料を受取るため山から町へ下りて来たが、そこには会社の重役が殺害されて、「チリングダアル」という地名を書いた紙片が残されていた。警官がやって来たので、彼はあわてて逃出し、吹雪の中を山の奥へ追いこまれた。疲弊のはて、彼は森の一軒家を見付け、父の死後老僕と暮しているエルサに介抱されて、彼はそこにかくまわれることになった。ラアヴェから事情をきいたエルサは、彼の無罪を信じ、ほのかな愛情を抱いた。翌日、この家へ、チリングダアルの製材場主クリストフェルが訪れて、彼女に求婚した。彼女が拒絶したので、怒った彼は、エルサの下僕を連れて町へ帰ってしまった。父の渡した借金のため、この家も老僕も既にクリストフェルのものだったのである。或日、ラアヴェを探して、警官がやって来た。彼の嫌疑は既に晴れて、ただ真犯人検挙の協力を求めに来たのだが、エルサは、白を切り通して警官を帰した。そしてエルサは、クリストフェルをなだめるため、チリングダアルに降りて来た。ラアヴェも、そこの挽材所に隠れた。事件の真犯人であったクリストフェルは、警察の嫌疑をラアヴェへ向けさせようと計り、彼を探しはじめた。それを見抜いたラアヴェは、クリストフェルに対決をもとめ自首をすすめたが、ききいれられないまま二人は製材所の中で大格闘を始めた。その最中、クリストフェルは、誤って挽材機の中に転落した。ラアヴェは直ちにそのあとから飛込み、全力をふるってクリストフェルを救い出した。かけつけた警官にクリストフェルが連行されて行ったあとラアヴェとエルサはかたく抱き合った。

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