猫の舌

劇場公開日:

解説

ジョン・ジオッティの脚本を、ディミ・ダディラが監督したセクシー・ドラマ。撮影はディミトリ・パパコスタンティ、音楽はニコライ・イグナトフが担当した。出演はジゼラ・ダリ、ディーン・バイロンほか。製作はジェームズ・パリス。

1969年製作/ギリシャ
原題:The Wild Pussy
配給:大映第一フィルム
劇場公開日:1969年7月6日

ストーリー

ヘレン(G・ダリ)にとって、ベラは大切な妹だった。そのベラが自殺した。ヘレンは死んだ妹の日記を読むうちに、一人の男が浮かびあがってきた。ニック(D・バイロン)だ。彼は、ベラをもて遊んだ末、捨てたのである。ヘレンは復讐を誓った。まず、彼に近づきになり、家へ招いた。そして睡眠薬を入れた酒で眠らせ、手足に鎖をかけ、マジック・ミラーをはめてある部屋にとじこめてしまった。その部屋から外は見えるが、外からは、ただのミラーとしかみえない。ヘレンの復讐はニックの目の前で性の饗宴をくりひろげることであった。ある時は男と正常に、あるときはレズビアンを、またあるきは乱交パーティを。いわば性的復讐である。男の官能をナマ殺しにし、そのうえ、彼が気を失ったとき、局部をメスで切りとって悶絶させる。ついに彼は発狂しばったりと倒れる。ヘレンの復讐は成功したといえるだろう。

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