大虐殺(1968)

解説

中世ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の映画化。監督は「夕陽のモヒカン族」「大酋長ウィネットー」のハラルト・ラインルで、ラインルと「大酋長ウィネットー」のハラルト・G・ペターソン、「怪人マブゼの挑戦」のラディスラス・フォダーの三人が脚本を執筆。撮影は「大酋長ウィネットー」のエルンスト・W・カリンケ、音楽は「青い波紋」のロルフ・ヴィルヘルムが担当した。出演はウーベ・バイヤー、マリア・マルロウと、ともに新人。ほかにロルフ・ヘニンガー、ジークフリート・ビシュネブスキーなど。製作は「騎兵隊最後の砦」のアルトゥール・ブラウナーとゲーツ・ディーター・ブルフ。カラー、70ミリ。

1968年製作/西ドイツ
原題または英題:Whom the Gods Wish to Destroy

ストーリー

怪獣ドラゴンを退治してニーベルンゲンの宝を手に入れた騎士ジークフリート(U・バイヤー)は、ブルグント王の妹クリームヒルト(M・マルロウ)との結婚を許された。だが、この結婚の条件として、グンターとアイスランドの女王ブルーンヒルトとの結婚をとりもたねばならなかった。ブルーンヒルトは、かつて、ジークフリートに救けられたことがあり、以後、彼を深く愛している。二組の結婚式は華やかに挙行されたがブルーンヒルトの心はジークフリートのものだった。この事態を憂慮したのはグンターの伯父ハーゲンである。彼は、愛の葛藤から宮廷に争いごとが持ちこまれるのを恐れ、一計をはかった。ジークフリートを殺してしまうことだ。不死身のジークフリートの唯一の弱点、それは背中にあった。彼がドラゴンの血を浴びて不死身になった時、ライムの葉が一枚、彼の背中にはりついて、そこだけが血に濡れず、彼の急所となったのだ。ある日、ハーゲンの一矢が背中に命中、ジークフリートは死んだ。そのうえ、一人息子さえ殺されてしまった。怒り悲しんだのはクリームヒルト。兄グンターへの復讐の一念に燃え、フンの大王アッチラの妃となった。一方、ブルーンヒルトは、愛するジークフリートの死に、生きる希望を失い、彼の墓前で自刃して果てた。そして平穏だが不気味な歳月が流れていった。やがて、アッチラ王とクリームヒルトの息子が三歳になり、洗礼を受けることになった。グンターは正式に招待された。多分に危機をはらんでいたが断るわけにはいかない。むろんクリームヒルトにとっては、絶好の復讐の機会だ。巧妙に組まれた作戦。城は凄惨な血の戦場と化し、闘いが終った時は、王も王妃も、みな死に断え、生き残ったのは、わずか吟遊詩人だけであった。

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