「男二人からみたとんでも女」突然炎のごとく(1961) あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)
男二人からみたとんでも女
男二人の視点が興味深い映画。
ドロドロした邦題のほうが客寄せのうえではよいのだろうけれど、原題のほうが作品の角度、個性的特徴にマッチ。しかしこちらだと中身のイメージはちょっと掴みにくい
おもしろかったのは、2人が正直に話し合い、カトリーヌをカーシェアリングのように共有しようとしたところ。共有がまともかはさておき、柔軟性、斬新さが面白いなぁ。女を巡って決闘、などという古臭いセンスがここにはないのね。
仲良し二人の微妙な相違、嗜好の違いが運命を分けた。結局、柔軟性のあるジョーイが残った。柳に風、ということばが浮かんだ。彼は、なんだかんだ言いながらも彼女の相手が最後まで務まるキャラだった。が皮肉なことで、そういうキャラは求められなかったりする…。
一見ノリは軽いけれど、中身はなかなか印象に残る。
カトリーヌの迫力には男でなくても吸い寄せられていく。
コメントする