前進か死か

劇場公開日

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解説

「暗殺命令」のジュゼッペ・マンジョーネ、「危険なデイト」のミーノ・ゲリーニ、「大襲撃」のミルトン・クリムス、アルトゥロ・トファネリ、ウィリアム・デンビーの五人が脚本を執筆し「最後の戦線」のフランク・ヴィスバールが監督した戦争映画。撮影はセシリオ・パニアグア、音楽は「生きる歓び」のアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ。出演者は「放浪の剣豪」のスチュワート・グレンジャー、ドリアン・グレイ、マウリツィオ・アレーナ、イヴォ・ガラーニなど。

1962年製作/101分/イタリア・スペイン・ドイツ合作
原題:Marcia O Crepa
配給:松竹映配

ストーリー

アルジェリア一九六一年。民族解放戦線の首領ベン・ブラッドの抵抗に手を焼いたフランス軍本部は、外国人部隊のルブラン大尉(スチュワート・グレンジャー)に彼を殺さず仏軍本部へ連行するよう命令を下した。早速、ルブラン大尉は行動を開始。夜、命しらずの十二人の男と共にブラッド本拠地附近にパラシュートで降下した。そして、簡単にブラッドを捕虜にしたが、特攻隊員二人が死亡し、代りにフランス人の娼婦ノラ(ドリアン・グレイ)が同行してきた。翌朝、約束通りヘリコプターが救出にきた。が、解放軍の銃撃を受け爆発してしまった。再度の救出機は期待できなかった。しかも、解放軍は四周を囲んでいた。進まねばならない。一同は灼熱の大地を黙々と歩き始めた。なおも脱出行は続いた。ある日、一同は丘上の老朽した教会を発見し中へ逃げこんだ。が、解放軍はたちまち建物を包囲し、降伏を要求してきた。ブラッドを無事に返せば命と自由は保証するという条件で--。ルブラン大尉の回答は否だった。幾日も戦いは続いた。解放軍の包囲はいよいよ固く、隊員たちはすでに半数に減っていた。そこで一か八かの捨身戦法をうってでた。つまり、残存者の大半を解放軍の前面に押しだして敵の注意をひき、その間に大尉は部下のフリッツとブラッド、ノラをつれて裏口から脱走するという案だった。案の上、おとりの隊員たちはたちまち解放軍の的となり全滅した。一方、ルブラン大尉一行にも解放軍は追ってきた。そのためノラも死んだ。と、その時、不意に雲間から仏軍ヘリコプターが姿を現わし、ルブランらの前に着陸した。ルブランはブラッドを機上に押し上げ、自分も転がりんだ。が、この最後の部下の命をも敵の銃弾が奪い去った。十二人の部下の血を流してベン・ブラッドを無事に護送したルブラン大尉を待ちうけていたのは、果して栄光だったろうか……。それは否だった。兵らの血は何によって償われるのだ?彼らの死は何のためなのか?ルブランは限りなき虚無感にとらわれていた。彼の心は不毛の砂丘のように、ただ漠々と空虚だった。

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