良心なき世代

劇場公開日:

解説

ブラジルの新しい波ともいわれる新鋭ルイ・グエッラがミゲル・トレスと共同で脚本を書き、グエッラが監督した青春非情物語。撮影は新人のトニー・ラバトーニ、音楽は「黒いオルフェ」のルイス・ボンファ。出演者はノルマ・ベンゲル、ヘセ・バラダオ、ダニエル・フィルホなどすべて新人。

1962年製作/100分/ブラジル
原題:Os Cafajestes
配給:東和
劇場公開日:1963年3月16日

ストーリー

リオデジャネイロのアパートに住んでいるジャンディール(ヘセ・バラダオ)は、ただ本能のおもむくままに日々の快楽を追う若者だった。が、仲間のババ(ダニエル・フィルホ)のオンボロ車で満足せざるを得ない貧乏暮し。そこで二人はババの伯父の妾レダ(ノルマ・ベンゲル)に目をつけ、彼女を海岸へ連れだした。そして言葉巧みにレダを全裸にした。白昼の陽のもとで羞恥心に身を悶えるレダ……。ジャンディール、ババ、それにレダが加わった三人は、改めて伯父の娘ビルマを狙った。ある日、レダがビルマを連れてやってきた。その夜、ビルマはババやレダの眼前でたくましいジャンディールの胸に顔をうずめていた。夜が明けた。ジャンディールは、レダを彼女のアパートに送りとどけるとババの車でハイウェイをとばしていた。ラジオからは世界各国の様々な情勢が流れている。自動車がエンコしてしまった。仕方なくジャンディールは車から降りて一人歩きつづけた。

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