スパイ戦線

劇場公開日

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解説

R・J・ミニーの原作にもとづき、「女になる季節」のルイス・ギルバート監督がヴァーノン・ハリスと共同で脚色し彼が演出した作品で、女スパイの生涯を描いたもの。撮影はジョン・ウィルコックス、作曲はウィリアム・アルウィン、指揮はミューア・マシーソンが担当。出演者はヴァージニア・マッケナ、ポール・スコフィールド、ジャック・ウォーナー、ドニーズ・グレーなど。

1959年製作/イギリス
原題:Carve her name with Pride
配給:日本RKO

ストーリー

ロンドン郊外のある店で働くヴィオレット(ヴァージニア・マッケナ)は、英国人の父とフランス人の母を持つ女性である。彼女は一九四〇年頃のある日、フランス外国人部隊のエティエン・サボ中尉と知り合って結婚した。だが中尉は間もなく戦死、彼女は悲しみのうちに女児を生んだ。そんなある日、彼女は英国のスパイになるよう勧誘された。父や母の祖国のためそして娘の国のために働くことが自分の義務と考えた彼女は志願した。猛訓練ののち、彼女はフランスのルーアン地域へ行きゲリラ隊を組織するよう命令された。ルーアンでの任務を終った彼女が、再びロンドンに戻った頃には、戦局は苛烈を極め、諜報部員もまったく少なくなっていた。時局を察した彼女は娘を両親に託して再び占領下のフランスへ降下した。連合軍のノルマンディ上陸も近づき、ゲリラ隊の後方撹乱は急を要した。だが、運悪くドイツ軍とフランス人農民との争いにまきこまれたヴィオレットは、弾丸を射ちつくしたのち独軍にとらえられた。秘密警察は、彼女から暗号と組織を聞きだそうと拷問を加えたが彼女は耐えぬいた。彼等が暗号と考えたのは、亡き夫が彼女に贈った詩だったのだ。監房に放り込まれたヴィオレットは、そこで同志と一緒になった。やがて彼女等はドイツへ護送されることになったがその途中ヴィオレットは同じ列車の男の捕虜の中に恋人であり同志であるトニーを見た。これが二人の最後だった。ドイツでの彼女達は苛酷な労働の後、冷たい壁の前で銃殺された。ヴィオレット二十三歳。そして英国では可愛く成長した彼女の娘タニアが、国王の手から亡き母の代りにジョージ十字章を幼い胸にうけるのだった。

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