45回転の殺人

劇場公開日

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解説

『悪魔のような女』の原作者ピエール・ボワロー、トーマス・ナルスジャックの共作になる推理小説を新人監督エティエンヌ・ペリエが演出した犯罪ドラマ。脚本はドミニク・ファーブル、エティエンヌ・ペリエ、アルベール・ヴァランタンの三人の共同執筆。撮影はマルセル・ウェイス、音楽はイヴ・クローエが担当した。出演者はダニエル・ダリュー、ミシェル・オークレール、ジャン・セルヴェ、アンリ・ギゾール、ジャクリーン・ダンノなど。

1960年製作/フランス
原題:Murder at 45 R.P.M.
配給:大映

ストーリー

エヴ・フォジェール(ダニエル・ダリュー)は人気歌手。作曲家の夫モーリス(ジャン・セルヴェ)とのコンビはよく知られている。が実のところ二人の仲は冷えきっている。愛されぬ女の不満は彼女を伴奏者のジャン(ミシェル・オークレール)に結びつけた。ある日、モーリスはスポーツカーに乗って旅行に出た。その夜、彼の車は谷に転落、黒こげの死体が車の中から発見された。エヴはモーリスの友人で、楽譜の出版社をやっているジョルジュ・ムリオ(アンリ・ギゾール)とともに死体の確認に行ったが、実際に夫の死体かどうかをたしかめる勇気はなかった。この事件はエヴとジャンの間に暗い影を投げかけた。お互いに相手がモーリスの車に細工をしたのではないかと疑いはじめたのである。それからしばらくしてエヴの許に一枚の四十五回転レコードが送られて来た。そのレコードには何とモーリスの声が吹きこまれてあったのである。慄然とする二人。ジョルジュはその二人にモーリスの新曲がとどいたからと、吹きこみを依頼してきたのだった。もちろん、エヴはそれを断わった。その代りに歌ったフロランスという新人歌手は一躍人気スターとなった。エヴは一切の影からのがれようと郊外の別荘に移ったがそこにモーリスがジョルジュの家に忘れてきたという金のライターを発見し、ジョルジュへの疑惑を深めた。ジャンはジョルジュと対決し、問いつめた。その追究をのがれようとしたジョルジュはエレベーターの穴に誤って転落死をとげた。警察の調べによれば、ジョルジュは共同事業を独占しようとしたことからモーリスの自動車に仕かけをほどこし、さらに罪をエヴになすりつけるためにモーリスの声色を使ったのだった。自由の身となったエヴとジャンの二人は旅にでかけた。高速道路の分岐点でハンドルを右にきると前方に一人の男がみえた。その男のうしろ姿はモーリスとおどろくほどよく似ていた。ハンドルをにぎったエヴは、思わずアクセルをいっぱいにふんだ。男の姿はたちまち遠ざかっていった。わりきれないが夫モーリスはたしかに死んだのだ。だが、これからのちも二人は、きっとありもしない疑惑の影におびやかされつづけることだろう。

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