ハネムーン(1960)
劇場公開日:1961年9月23日
解説
イギリスとスペイン合作のバレエと音楽をまじえたドラマ。「血を吸うカメラ」のマイケル・パウエルが監督を担当。シナリオはパウエルとルイス・エスカバールの合作。撮影はジョルジュ・ペリナール。音楽はミキス・テオドラキス。出演するのはリュドミラ・チェリーナ、アンソニー・スティールなど。製作はマイケル・パウエル。七〇ミリ・テクニカラー・テクニラマ。
1960年製作/109分/イギリス・スペイン合作
原題または英題:Honeymoon
配給:昭映フィルム
劇場公開日:1961年9月23日
ストーリー
イギリスのバレリーナ、アンナ(リュドミラ・チェリーナ)は、マネジャーのケリー(アンソニー・スティール)とスペインへハネムーンに出かけるが、田舎道でスペイン舞踊の名手アントニオを知った。マドリッドのアントニオのアトリエを訪ねたアンナの姿に、彼はすっかり惚れ込み、自分の相手役になってくれと頼む。アントニオはコンビのロジタといさかいを起こしているのだ。熱心に口説くアントニオを避けて、アンナとケリーはマドリッドを発つ。トレドではグレコの名画に魂を動かされ、南に下ってグラナダへ。ところが、ここでも公演に来たアントニオに出会う。ケリーが闘牛の飼育場見物に出かけた留守、アントニオはアンナを誘い出し、スペイン随一の名勝アルハンブラの宮殿へ案内する。サラセン文化の粋を集めた建築と庭園の中で、二人は思わず手を取り合って踊り始める。星空の下、壮大な岩窟を背景にアントニオ舞踊団の「恋は魔術師」の幕が開く。アントニオの妙技に恍惚となった客席のアンナ。幕切れに真紅のバラをアンナに投げるアントニオ。不機嫌にそのバラを奪う隣席のケリー。再び旅は続けられ、夜のホテルでアンナは高熱を出し、夢の中でアントニオとバレエ「テルエルの恋人たち」を踊る。マドリッドの病院へ入院したアンナが、夫の看護の甲斐あって全快した時、またもやアントニオにめぐり合う。外国での公演がきまったアントニオはうきうきしている。新婚の二人を襲った危機は去った。さよならスペイン!
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・パウエル
- 脚本
- マイケル・パウエル
- ルイス・エスカバール
- 製作
- マイケル・パウエル
- 撮影
- ジョルジュ・ペリナール
- 美術
- Ivor Beddoes
- 音楽
- ミキス・テオドラキス
- 歌
- Marino Marini and his Quartet
- 編集
- ピーター・テイラー
- 作曲
- ミキス・テオドラキス
- "The Lover of Teruel"作曲
- ミキス・テオドラキス
- "El Amor Brujo"作曲
- マヌエル・デ・ファリヤ
- "Antonio's Zapateado"作曲
- Sarasate
- 編曲
- Nally Stott
- "Antonio's Zapateado"編曲
- レナード・サルゼド
- 指揮
- サー・トーマス・ビーチャム
- "The Lover of Teruel"振り付け
- レオニード・マシーン
- "El Amor Brujo"振り付け
- アントニオ
受賞歴
第12回 カンヌ国際映画祭(1959年)
出品
出品作品 | マイケル・パウエル |
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