「放埒」ブラック・タイツ 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
放埒
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ジジ・ジャンメールはイイ。
ほんとにイイ。
本作は、バレエ作品のオムニバス(振付はローラン・プティ)。
フランス初の70ミリ映画だそうで。
舞台そのままではなくスタジオ撮りされていて、細かな所まで行き届いた撮影だと思う(監督は『暗くなるまで待って』のテレンス・ヤング)。
『赤い靴』のモイラ・シアラー、『バンド・ワゴン』のシド・チャリシーといった当時のスター競演であるが、群を抜いてジャンメールがイイ。
生命力にあふれているところがイイ。
殺しても死ななそうなところがイイ。
プティの放埒な繊細さをそのまま体現できるのは彼の妻であるジャンメールなんだろうなあと思う。
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