殺したいほど好き!!

劇場公開日:

解説

ミシェル・ルブランの推理小説『悪意の人間と半人前』の映画化。脚色はアンリ・グランジュ、セルジュ・アルドウィニの二人と監督のジャック・ブールドン。撮影はロベール・ル・フェブル。音楽はビリー・ネンチオリ。出演は「墓にツバをかけろ」のジャン・ソレル、新人アンナ・ゲイラー、ミシェル・グルリエのほか、ローラン・ロジェ、シュジ・プリムら。製作はL・シュロスベルグ。

1959年製作/フランス
原題:Les Lionceaux
配給:大和フィルム
劇場公開日:1960年9月27日

ストーリー

パトリス(ジャン・ソレル)はアリソン夫人に話した。ジュリエット(アンナ・ゲイラー)との恋愛について。この高級服飾店ブランシュ・エロリの一人娘は、パトリスに夢中なのだ。彼には愛はなく、野心があった。服の販売方法の企画を売りこみたかったのだ。--ジュリエットが家出してきた。母が自分の助手バンサンと結婚させようとするからだ。パトリスには迷惑だ。計画も狂う。ちょうどエロリから電話がき、あいたいという。例のプランを話した。契約書を書いた。二百万だされた。あと百万は小切手で送ると。が、その契約は娘と手を切るというものだった。パトリスは怒りにかられ札束をつかんだまま飛びでた。彼はジュリエットをだまして家に返し、アリソン夫人のニースの別荘へ行った。海で美人をみかけた。カロリーヌ(ミシェル・グルリエ)だ。ストネ香水会社社長の娘だとわかった。彼は例の二百万を、送られてきた小切手とともに返送した。--ジュリエットは彼の不在の部屋で自殺をはかったのだが、追ってきたエロリにみつけられた。その回復期に、パトリスの手紙のスタンプをみ、彼がニースにいることを知る。バンサンのニースへの商用旅行に同行した。その間に、パトリスはカロリーヌと婚約した。父のストネ氏にも気にいられた。アリソン夫人が避暑にきたので、いまはストネ氏邸に泊まっていた。--ジュリエットはニースにつくと、バンサンの留守、街をさまよった。彼は嫉妬し、彼女を手ごめ同様にする。彼の商用の相手はストネ氏だった。翌夜のストネ氏邸のパーティーで、ジュリエットとパトリスは再会した。彼女は彼をかきくどいた。彼がアリソン夫人を送っていった間に、彼女は彼の部屋に忍びこんだ。そこへ嫉妬に狂ったバンサンが……。叫び声。--パトリスが帰ってきた時、ジュリエットの死体があった。彼は迷惑のかかるのを恐れ、死体を車で捨てに行った。帰ったとき、部屋にはバンサンが隠れていた。ピストルでおどし、車に乗せようとした。逃げた。肩をうたれた。車のかげから、水中モリで相手を倒した。--警察は当然、パトリスを二重の殺人者としてうたがった。苦しい息の下から彼はいった。“テープ……”バンサンがおどした時のことが、テープレコーダーにとられていた。部屋の灯りをつけたとたんに、動きだしたのを知っていたのだ。彼の疑いははれた。ジャクリーヌがベッドにかけよった。

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