晩鐘(1956)

劇場公開日

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解説

アナトール・リトヴァーク監督、シャルル・ボワイエ、ダニエル・ダリュウ主演で一九三六年にフランスで作られた「うたかたの恋」の再映画化。世にマイヤーリンク事件として知られる、ハプスブルグ家の皇太子ルドルフの悲劇を描くこの作品を再び映画化したのは、オーストリー映画界で、監督は「題名のない映画(1948)」のルドルフ・ユーゲルト。エルナ・フェンチのシナリオにより、撮影はギュンター・アンデルス。音楽はウィリー・シュミット・ゲントナー。主演するのはかつてのウィーン映画のスター、ポーラ・ヴェセリーの娘、新人クリスチャーネ・H・ヴェセリーとルドルフ・ブラック。他に「脱走者」のウィニー・マルクス、アッティラ・ヘルビガー、「菩提樹」のカール・エーマン、リル・ダゴファー等が出演する。製作指導ヘルバート・グルーバー、製作ワルター・チャーデン。

1956年製作/オーストリア
原題:Kronprinz Rudolfs Letzte Liebe (Mayerling)
配給:松竹=ユニオン

ストーリー

一八八九年一月。弔鐘が重苦しく夜空にこだまするウィーンの街では、悲しみのうちに、オーストリヤ皇太子ルドルフ(ルドルフ・ブラック)の葬儀がとり行われていた。そして同じ時、郊外の墓地の貧しい十字架の前で、一人の母が、その薄幸な娘メリー・ヴェツェラ(クリスチャーネ・H・ヴェセリー)の運命に涙していた。互に愛しあい死をともにしながら、二つの枢は共に葬られることが出来なかったのだ。--数カ月前、皇太子の従妹で彼と結婚する筈だったラリッシュ伯爵夫人が、皇太子妃ステファニーを苦しめるために、若く愛らしい男爵令嬢メリーをオペラの席上、皇太子に紹介した。皇太子ルドルフは、攻略結婚と父との不和に悩み、離婚を計っていたが総ては思うにまかせなかった。彼の生活は乱れ、精神は苦悩に錯乱した。それにつけこみ、ハンガリヤ貴族の指導者サルバドル公爵は行政の行詰りと徴兵令公布を機にハンガリヤのオーストリヤからの独立を企み、彼に計画加担をもちかけていた。妻との不和と大逆計画に苦しむ彼には、馭者ブラティッシュの明るい唄声だけが心の慰みであった。そんな時、ルドルフはメリーに会ったのだ。ラリッシュ伯爵夫人の手引きで、逢瀬を楽しむうちに、いつしか二人は固く愛し合った。メリーの誕生日に市民姿で酒場で踊りあかした二人の幸福な一夜。しかし母親ヴェツェラ男爵夫人は娘をロンドンにつれ去った。かねて願い出ていた離婚を、父皇帝を通じて法皇から拒絶されたルドルフは、興奮のあまり大逆計画文書に署名した。我にかえった彼が気づいた時には、既に総ての状況は手遅れだった。再びもどったメリーを抱いたルドルフは、ある日宮廷馬車をマイヤーリンクの狩猟館に急がせた。総ての苦悩から逃れる道はもうただ一つしかなかった。舞う粉雪の中に、館の中から二発の銃声が響いたのは、それから間もなくだった。

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