レニングラード交響楽

劇場公開日

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解説

レニングラード防衛に挺身した同胞にささげられた、ショスタコヴィッチの『第七交響楽』をテーマに、「不滅の守備隊」のザハール・アグラネンコがシナリオと監督を担当し、E・グリドフが撮影、ヴェニアミン・バスネルが選曲指揮した防衛戦叙事詩作品。「不滅の守備隊」のニコライ・クリューチコフ、V・ソロヴィヨフ、ミーチコ等が出演する。

1957年製作/ソ連
原題:Leningrad Symphony
配給:松竹

ストーリー

一九四二年--レニングラードは、独単に包囲されていた。建物は破壊され、半ば崩れ落ちた家々の窓は大きな穴と化し、以前ならば生き生きとしていた街は、今や完全に死の街と化したかに見えた。しかし事実はそうではなかった。街の中では工場も、新聞社も、病院も絶えず動き続けていた。独軍は八月九日を期し、総攻撃を行いレニングラードを占領しようとしていた。その当日、レニングラードの人々は、ショスタコヴィッチ作曲の「第七交響曲」の演奏会を開こうとしていた。この曲は完成したばかりで、勇敢な防衛軍や、来るべき勝利と彼らの愛するレニングラードに捧げられた作品であった。レニングラード放送局管弦楽団の指揮者ドブロセルスキーはこの時非常な難問題に当面した。演奏会を開くためには、レニングラード全市から集めても、演奏者が足りなかった。市のソヴィエット機関の命令で、市の周辺で死闘を繰返している各部隊から、演奏者はレニングラードに帰されることになった。ヴィオラ奏者の水兵ロマーシュキンは、上官のチェルカーソフ中尉から、愛児への土産を托された。その挙銃のケースの中には一片のパンが入っていた。レニングラードの市民たちは、極度の飢餓に苦しんでいた。愛児への中尉の気持に、兵士たちは自からの食料をさしだすのだった。中尉の家にたどりついたロマーシュキンのみつけたものは、ベッドの上で餓死している母のそばで無心に遊んでいる子供の姿だった。各方面からレニングラード指して、演奏家たちは集ってきた。困難な行程に、ある者は途中で戦死した。しかし生き残った演奏者たちは、祖国の勝利と人類の平和を守る決意にあふれていた。一九四二年八月九日--指揮者ドブロセルスキーは指揮台の上に立った。指揮棒の動きとともに「第七交響曲」はホールに集った聴衆のみならず、電波にのって戦場へ、工場へと流れていった。音楽に勇気を鼓舞されたレニングラード防衛の人々は不屈の決意を固めるのだった。

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