OSSと呼ばれる男

劇場公開日:

解説

ジャン・ブリュース作のスパイ小説『OSS一一七号』シリーズの一篇である同名小説を原作にジャック・ベルラン、ジャン・レヴィットが脚本ならびに台詞を書き、新人のジャン・サッシャが監督した。撮影監督は、短篇畑のマルセル・ウェイス、音楽はジャン・マリオン。主演は「青い潮」のイヴァン・デニ、「恋多き女」のマガリ・ノエル、「ジブラルタルの鮫」のイヴ・ヴァンサン。新人ダニック・パティソン、アンヌ・キャレル、「オルフェ」のマリー・デア、「街の仁義」のジョルジュ・ランヌなどが助演。

1957年製作/フランス
原題または英題:O.S.S.117 n'est pas mort
配給:NCC=北欧映画
劇場公開日:1957年9月20日

ストーリー

ツーロン市のあるキャバレーで、ダンサーのコンスエラが客から奇妙な補聴器をぬすんだ。その中には極秘の軍機密書が小さなフィルムに撮影され、入っていた。その書類は某政府の高官リード卿が金庫に保管しているものである。防牒機関はただちに活動をはじめ、スパイ戦の名手ヴァンサン・バシュロド大佐(イヴァン・デニ)がOSS117の名で任務についた。第一の容疑者はリード卿で、OSSより先に美しいルッセ嬢(マガリ・ノエル)がリード卿の身辺に潜入、秘密を探っていたが、まだ成果は挙らない。OSSは自ら「元情報将校」と名乗ってリード卿に近づき、ルッセ嬢を助手としたが、自動車事故で危い所を殺されかけた。彼は重傷を負ったように見せかけて入院、リード卿は無実であるとわかったが、彼は自分が犯人であると自供する。誰かをかばっていると睨んだOSSは、リード卿の周囲、妻マリオン、娘アニタ、女秘書ルシルをあらうが、たまたまルッセ嬢が敵の手中におちたので病院を脱出、彼女を救った。その時リード卿は死体となって発見され、彼の部屋から通報用の発光信号機が発見された。リードへの嫌疑は益々強くなるが、OSSはリード宅の屋根裏に身をひそめ、誰か来るのを待っていた。やがて部屋に来たのは娘のアニタ。彼女は敵の術策におちいり、父をかばおうとしているのだ。OSSは彼女に父の名誉を回復するように力説、敵へ向って機密書類を渡すと嘘の信号を発する。それにつられて敵の主領が引きよせられた。OSSは巧みに彼を射殺する。OSSは事件解決をアニタの手柄とし、その罪をかばった。OSSは助手のルッセ嬢と結ばれた。

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