驀走二万哩

劇場公開日:

解説

ジョン・マンチップ・ホワイトの原作を「銃弾都市」のリチャード・ランドウが脚色、編集者出身のテレンス・フィッシャーが監督した自動車競走のアクション・ドラマ。撮影監督はジミー・ハーヴェイ。音楽はジョン・ホリングスワース。主演は「脱出者を狙え」のリチャード・コンテと「旅情」のマリ・アルドン。

1955年製作/イギリス
原題または英題:Mask of Dust
配給:昭映フィルム
劇場公開日:1957年10月7日

ストーリー

オートレース・グランプリの火蓋が切られた。イタリア・コオジイ・チームのピコ、ピーター(リチャード・コンテ)リゼッティの三人は強敵アマルフィ・チームをリード、レースは白熱化してゆく。ところが燃料補給のとき、ピーターは、ピコが障害物に衝突、重傷をおって病院に担ぎこまれたことを知った。同僚の安否を気遣ってピーターはレースを中止、病院へ駈けつけたがピコは死んだ。レースはリゼッティの勝利となり、彼は第一操縦者に昇進したが、ピーターはレース放棄でクビとなった。ピーターの妻パット(M・オルドン)は、これを機会に危い自動車競走から引退を勧める。だがスピードの鬼となったピーターは拒絶、パットは夫の許を去った。イタリアのグランプリが迫ると、ピーターはコオジイ・チームのマネジャーに、再び採用を頼みに行った。うまく採用されたがピーターは第三操縦者として悪い車しか与えられなかった。世界各国の精鋭を集めてビッグ・ゲームが始った。ピーターも本領を発揮して豪快なレースを展開する。が、突然、車から油が洩れだし、彼は全身に油を浴びて、むせかえる。しかしピーターは敢然とレースを続行、悪戦苦闘の末トップのアマルフィ・チームと同時にゴール・インにこぎつけた。写真判定でピーターは勝った。そして彼は駈けつけたパットに、望みどおり引退すると告げた。

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