高校三年

劇場公開日

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解説

ルチアーノ・エンメルの第四回監督作品で、高等学校を舞台に思春期の群像を描く。ジゥリオ・モレーノの原案を「靴みがき」のセルジオ・アミディ、カルロ・ベルナーリ、ヴァスコ・プラトリーニ、エンメルの四人が脚色に当った。撮影はマリオ・バーヴァ、音楽はカルロ・イノセンツィとピッポ・バルツィッツァの共同。出演者のほとんどはエンメルに見出された新人たちで、イザベラ・レーデイ、クリスティーヌ・カレエル(「浮気なカロリーヌ」)、ジュリア・ルビーニ、アンナ・マリア・サンドリ、ジョヴァンナ・トゥーリ、フェルディナンド・カッパビアンカ、ウーゴ・アマルディ、クラウディオ・バルベシーノ、トゥリ・パンドルフィーニなど。

1954年製作/イタリア
原題:Terza Liceo
配給:イタリフィルム=NCC

ストーリー

ローマのある高等学校、男女共学の三年C組にも新学期がやってきた。アンドレア(フェルディナンド・カッパビアンカ)は鉄道の機関士の息子で、家庭生活は苦しいが、両親の理解の下に勉強をつづけていた。彼は封建的な学校のシステムにあきたらず学生新聞を発行しようと提唱した。金持の娘ルチア(イザベラ・レーディ)はこれに共鳴し、二人の間には次第に愛情が芽生えていった。同じころ内気なブルーノとカミッラ(ジュリア・ルビーニ)が親しくなり、コケティッシュなジョヴァンナ(クリスティーヌ・カレエル)はピエロとフランコの間を往来しはじめた。建築家の娘マリアはカルロと相愛の仲だったが、近ごろカルロとジゥリアが親しすぎるので内心穏やかではなかった。こうして授業中にもラヴレターの交換が烈しくなった。今までの老先生に代って歴史を受持つことになったヴァレンティ先生は、大学を出たばかりの話せる先生。マリアやジォヴァンニは早速この先生に熱を上げるのだった。そんなころ、ルチアの母から、娘が鉄道員の息子と親しくなって困ると学校に苦情が持ちこまれ、クラスのクラブ活動は校長に禁止された。ヴァレンティ先生は勇敢にも校長に反駁した。その間にも、楽しい高校生活はすぎて行ったが、ルチアは頑迷な両親によってスイスへやられ、ブルーノとカミッラの仲も両親の反対にあった。やがて卒業試験がやって来た。ルチアも試験をうけにスイスから戻ってきたが、両親へ復讐するつもりで白紙の答案を提出した。そしてアンドレアに別れを告げ、両親の車にのって去った。ブルーノとカミッラはどうやらうまく結ばれそうである。こうして思い出深い高校生活は終るのだった。

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