わたしの罪ではない

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解説

「われら女性」のジャンニ・フランチョリーニが、同じく「われら女性」のアリダ・ヴァリ主演のもとに監督する仏伊合作の一九五三年作品。「悪魔の美しさ」のディエゴ・ファブリと「懐かしの日々」のトゥリ・ヴァジーレ合作のストーリーを、「われら女性」のスーゾ・チェッキ・ダミーコ、D・ファッブリ、「情婦マノン」のジャン・フェリー、エンニオ・フライアーノ、「ヨーロッパ一九五一年」のアントニオ・ピエトランジェリ、T・ヴァジーレの六人が共同脚色に当った。撮影は「靴みがき」のアンキーゼ・ブリッツィと「テオドラ」のロドルフォ・ロンバルディ、音楽はピエロ・モルガンである。「紅薔薇は山に散る」のアメディオ・ナザーリがヴァッリと共演し、以下「想い出」のセルジュ・レジアニ、「裁きは終わりぬ」のクロード・ノリエ、「ロミオとジュリエット」のフランコ・インテルレンギ、リリアーナ・ボンファッティらが出演する。

あらすじ

パリの夜に咲く花、レナータ・ジゥスティーナ(アリダ・ヴァリ)はある夜警察に捕えられ、母国のイタリアへ強制送還されることになったが、汽車が仏伊国境にさしかかったとき、彼女は突如自殺を図り、側に坐っていた紳士パオロ・マルテッリ(アメディオ・ナザーリ)に一命を救われた。パオロから生活を変えるように忠告されたレナータは、地道な職を探したが見つからず、最後に、パオロに就職を頼みに行った。そしてパオロの妻マリア(クロード・ノリエ)の紹介でマネキンの職を得た。パオロはそのころレナータの魅力のとりことなり、彼女の店に足繁く通い出した。夫の気持に気づいたマリアはレナータに対してひどい侮辱を与え、彼女は自尊心を傷つけられて去って行った。そして若い労働者フランコに身を任せ、再び倫落の生活に沈んで行った。そこへパリ時代の情夫アンドレ(セルジュ・レジアニ)が姿を現わした。一方パオロは彼女を忘れがたく、レナータの許を訪れて二人で新生活に入ろうと説いた。アンドレはパオロをゆすって莫大な金をまきあげた。純情なフランコはレナータの幸福のために、アンドレに身をひくように申出て口論となり、ついアンドレを殺してしまう破目となった。フランコの裁判後、すべてに望みを失ったレナータは修道院に入った。そして、いまだに思い切れぬパオロが訪れたときも自分の進む道を見出したといい、彼の願いをききいれなかった。

1953年製作/フランス・イタリア合作
原題:Il Mondo le Condanna
配給:ジェネラルフィルム=NCC

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