O・K・ネロ

劇場公開日:

解説

ステノとモニチェッリの原作から、ステノ、モニチェッリ、ウンベルト・スカルペッリ、アージェ、コンティネンツァ、チァンネッリの六人が脚色、マリオ・ソルダーティが監督に当った喜劇作品。撮影は「街は自衛する」のマリオ・モントゥオーリ、音楽はマリオ・ナシンベーネ。出演者はわがくに初登場のシルヴァーナ・パンパニーニをはじめ、ワルター・キアーリ、カルロ・カンパニーニ、ジャッキー・フロースト、ジーノ・チェルヴィ(「陽気なドン・カミロ」)、アルバ・アルノーヴァ(「懐かしの日々」)など。

1951年製作/イタリア
原題:O. K. Neron
配給:映配
劇場公開日:1954年8月17日

ストーリー

イタリアに寄港して上陸を許されたアメリカ水兵フィオレロ(ワルター・キアーリ)とジミー(カルロ・カンパニーニ)はローマ郊外のコロシアムを見物中、ふとしたことでギャングに頭を殴られ、気を失った。--眼をさましてみると、なんと時代は古代ローマ。行き交うローマ人の中に二人だけセイラー服という異様な風体なのでたちまちキリスト者狩りにかかって大守の前に引出されたが、そこを逃出して居酒屋の酒樽の中に身をかくして難を逃れ、酒屋に働く女奴隷リチアに斗技士の鎧を借りて変装したが、丁度酒場へ微行して来た暴君ネロ(ジーノ・チェルヴィ)にそれとは知らず悪態をつき、また逃げ出す破目となった。二人は黒人女に変装して通りかかった馬車に便乗したところ、馬車は奴隷市場行き、同乗のリチアともどもネロの愛妻ポッペア(シルヴァーナ・パンパニーニ)に買取られた。しかし、すぐに男であることが暴れ、斗技場に引出されたが、二人の珍妙な斗技ぶりはいたくネロのお気に召し、宮廷に召抱えられることとなった。宮廷で二人は奇想天外の大活躍をしでネロの御気嫌を取結んだが、それを快く思わなかったネロの臣下ティグリナスは魔法使にネロの悪口をいいたくなる薬を調合させ二人に飲ませようとした。そうとは知らず薬を飲んで、俄然二人は大暴れ、怒ったネロは軍隊を率いて二人を追跡し、珍妙な追いつ追われつの挙句、二人は街道にほうり出されて気絶--やっと気がついて捕ったかと観念したが、そばに立っていたのはネロの輩下ではなく巡回中のMPだった。

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