劇場公開日 1954年3月

「マルティーヌ・キャロル」愛すべき御婦人たち jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マルティーヌ・キャロル

2024年7月4日
Androidアプリから投稿

独身男性の結婚前の恋愛遍歴の回想物語だが
結婚後の波乱も暗示

ダリューとジェランが演じる
クリスティアーヌのエピソードには
オフュルスの「輪舞」のふたりを思い出す

色っぽくて自分勝手なミヌーシュは
策略家でもあった…
彼女を演じるマルティーヌ・キャロルが綺麗
そしてやっぱり入浴シーンあり

フィエールは高価なドレスをヒラヒラさせながら
玉を転がすような声で喋り、慈善活動に精をだしつつ
芸術家をつまみ食いする資産家未亡人デニスを演じている
そして底意地の悪さを垣間見せる
彼女は舞台人としても有名だが
偽善と芝居の関係を思ったりした

1940年にアメリカで
ナイロンストッキングが発売されたらしいが
この頃はまだ贅沢品だったのだろうか

1952年のフランス/イタリアのコメディ映画

jarinkochie