奇襲作戦命令

劇場公開日:

解説

「モロッコ守備隊」のジャック・レミーとギイ・カルヴェのシナリオをレミーと「二百万人還る」のジャン・ドレヴィルが共同で潤色し、ドレヴィルが監督した一九四九年度作軍事劇である。撮影は「娼婦マヤ」のアンドレ・トーマ、音楽は「愛人ジュリエット」のジョゼフ・コスマ。出演者はヴェラ・ノルマン、「二百万人還る」のフランソワ・パトリス、「愛人ジュリエット」のルネ・ブランカール、(「天井桟敷の人々」)、マルク・ヴァルベル、ヨー・デストなどである。

1949年製作/フランス
原題:Le Grand Rendez-vous
配給:映配
劇場公開日:1953年1月19日

ストーリー

枢軸国のまだ優勢であった一九三八年夏、独伊の支配下にある北阿アルジェから脱出を図ったフランソワ(フランソワ・パトリス)とコレット(ヴェラ・ノルマン)の兄妹は警戒艇に捕ってしまったが、ひそかに抵抗運動に加っている警部によって簡単に釈放された。裁縫店“アルジェ・クウチュウル”に本拠をおく抵抗運動グループに参加した兄妹は同志と共に秘密活動をつづけ、敵船を港内で爆破することに成功した。この頃米軍のクラーク大将は潜水艦によってアルジェに来、仏軍側と上陸作戦に関して密議の最中、突然警官隊が襲撃してきたが、グループの見事な処置でことなきをえた。併し、独軍側の巧妙な探索の罠にかかったコレットがふと同志の名を喋ったことから、グループは危険になりカスバに退避した。連合軍が上陸作戦を開始したとき、総勢僅か四百のグループも総決起し、市内の要所を占拠して連合軍の上陸を助けようとした。放送局に乗込んだフランソワは“解放者たる連合軍を迎えよ”と放送した後敵弾にたおれたが、そのとき米軍は上陸を開始し、ドイツ潰滅の第一歩が印された。

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