悲劇のアルピニスト

解説

ルイ・ラシュナル、ガストン・レビュファ(「天と地の間に」)とともに「山の三銃士」と呼ばれ、フランスの代表的登山家で、全生涯を山に捧げた山男リオネル・テレイの記録映画。監督は「カラコルム」のマルセル・イシャック、音楽は「さらば友よ」のフランソワ・ド・ルーベ、編集をレイモン・ズムスタンが各々担当。

1970年製作/フランス
原題:Les Conquerants de L'inutile

ストーリー

リオネル・テレイは一九二一年グルノーブルに生まれたが、十四歳の時、父の書斎で山の本を見てから、彼の生涯は山に捧げられた。レビュファやラシュナルとクロワールやウォーカー・バットレス、アイガー北壁を征覇、ヒマラヤのアンナプルナ、マカルーも征服した。アルプスの谷に生まれた男だけが加入出来るシャモニー・ガイド組合の名誉ある職業ガイドにもなったのだが、一九六五年、南仏のヴェルコール山群へ愛弟子マルコ・マルチネッティと挑戦し二度と帰らぬ人となった。

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