裸足のイサドラのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
どこで見たのか覚えていない。
ただし、最後の場面と音楽を覚えていた。表題の曲と最後の曲はクラシックじゃないとおもうが分からない。物凄く有名なクラシックであったなら、あしからず。
さて、クラシック曲がこの映画は多用されていて、さながら歌のないミュージカルの様だ。
ベートーヴェン第七
チャイコフスキースラブ行進曲
ビゼーカルメン
僕は、現在は「バレエ」も見るがガキの頃は全く興味がなかった。しかし、今回鑑賞して、主演の俳優さん自らが踊っているので、感心した。しかも、長回しで、つぶさに、かつ一気に撮っている。最近のカットだらけのダンス映画とは違う。
主人公の自伝をもとにしているようだが、映画の中で起きる事象は、盛ってあっても事実だと思う。
まァ、こんな女性だったのであろう。なお、「ザ・ダンサー」と言う映画にもこの映画の主人公は登場するが、ロイ・フラーさんと一緒に踊っていたようだ。ザ・ダンサーのなかでもレビューしたが、当時の踊り子の扱われ方も非常にリアルに描いていると感じた。
自由を謳歌するが、周りはそんなふうに見ていなかった。と言う事だ。
自分に素直に生きた人なのですね。
凡人の私には、その生き様に共感出来ることが余り無く…
昨年、ヴァネッサ・レッドグレイヴ主演の
「欲望」を鑑賞。
更に先日、フレッド・ジンネマン監督の
「ジュリア」の中の彼女の存在感に
感服した経緯から、
キネマ旬報第19位のこの作品を初鑑賞。
レッドグレイヴのプロフィールを拝見すると
イサドラと彼女の生き様が
かなり符号して見えるので、
彼女自身がこの役を積極的に望んだのではと
勝手に想像した。
しかし、恋にも、踊りにも、
自由奔放な彼女の生き様に、
凡人の私には共感出来ることが
余り無かった。
また、子供を作っても結婚はしない、
との姿勢は、
「ガープの世界」の母親が思い出されたが、
昨今の子殺し事件の母親とは異なり、
愛情が重い分だけ子供達の事故死が
彼女に与えた影響は如何ほどだったろうか。
イサドラは、“モダンダンスの祖”と評される
かなり有名なダンサーのようだが、
私にとっては知識外の人物だったので、
少し彼女の予備知識を入れた上で
この作品を鑑賞していた方が良かったかな
とも思わされた、
子供達の事故死の後追いにも思えるような
驚愕の彼女の死を予期出来たとしても。
演出としては、
時折ユーモラスな描写も織り込まれたものの
グロテスクなイサドラの事故死の描写など、
首尾一貫しない作風に感じられ、
また、現在と回想シーンのかみ合いが
今一つのように思われることもあり、
上手さを感じることは無かった。
従って、見事なダンスシーンも含め、
かなりの熱演だったレッドグレイヴの演技が
どうのこうの以前の鑑賞になってしまった
のは残念だった。
しかし、この映画の監督が
私の若い頃に面白く鑑賞した記憶のある
「フランス軍中尉の女(キネマ旬報第9位)」
と同じ人だったことも認識外だった。
また、再鑑賞すべき作品を発見する
切っ掛けにしてくれた「裸足のイサドラ」
の鑑賞にはなったが、
そちらのカレル・ライス監督の演出力は
どうだったのだろうか。
女神
1968年の英仏映画
晩年のイサドラ・ダンカンと
彼女が自伝のために回想する人生を映像化した
無垢みたいだった彼女が歳月と男性により
変化していくのが興味深かった
名声も得て パトロンの潤沢な支援を受け
思うがままの生活もしてみたが
人前では踊らなくなった彼女を
天は許さない、とばかりに子供は奪われる
やはり踊りは追求、深化させようとするから
招待されたソビエト連邦と恋人の影響は受け
米国では非難される
レッドグレイヴは長身で手足が長く
モダンダンスの始祖にうってつけでした
美女だけど色気があまり感じられないようなところも
かえって神々しかった
ダンカンに〈ペンタクルのキング〉と評された
大パトロンのシンガーは彼女に何を見たのでしょうか
彼を演じたジェイソン・ロバーズはやはり存在感がありました
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