天使のコイン

劇場公開日:

解説

イタリアの片田舎を舞台に、一人ぼっちの少年と、男との間に芽生えた友情物語。監督は新鋭ポール・アミュ。脚本はルイジ・バゼッラ、音楽はナルシソ・パリジ、撮影はウーゴ・ブルネリがそれぞれ担当。製作はディノ・サンタメロジオ。出演はモーリス・エンディ、ジョン・ブラウン、ジョセフ・コンスタンチン、マーガレット・ヨーク、フランソワーズ・パスク、ダン・ステファンなど。

1966年製作/イタリア
原題:The Franchi Di Pieta
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1970年2月14日

ストーリー

イタリアの片田舎。鋳かけ屋のガスパレ(J・ブラウン)は、ホラ吹き癖が欠点の気のいい男。或る夜野宿をしたガスパレは、その場に居あわせた乞食の親子や狂暴そうな中年男に、いつものように、自分は泥棒たちの忘れた宝石を山中でみつけ、「隠してある」と嘘をついた。その夜遅く、ガスパレは彼の虚言を真にうけた中年男に「宝石のありかを教えろ」と脅迫され、争ううち誤って男を殺してしまった。殺人犯として追われる身となった彼は、山中に逃げこみ、そこで、羊飼いの少年ステネ(M・エンディ)と知りあった。ステネは、ガスパレが追われる身であると知りながら、優しくパンと水を与えた。こうして、学校にもいけず羊の番をする一人ぼっちの少年と、狐独なお尋ね者の友情は深まっていった。ガスパレの話を聞いたステネは、ガスパレが正当防衛だったことを知り、証人の乞食親子を探すため、村に降りるといいだした。そのためガスパレは、以前半金まで支払ったカンボイの店のロバを盗んで、ステネに与えた。が、これをガスパレの仕わざと見抜いたカンボイにより、ガスパレの隠れ場所は、警察の知るところとなった。急をきいたステネが、山に戻った時、ガスパレは、警官に包囲され、ステネの眼前で射殺された。ロバの残りの代金、銀貨三枚を握りしめながら。

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