スキャンダラス 鏡の中の背徳
劇場公開日:1987年9月12日
解説
背徳の愛に溺れる貴婦人ヴァレリアの性の葛藤を耽美的な映像で描く。製作はピエトロ・イノセンティ、監督はガブリエレ・ラヴィア、脚本はガブリエレ・ラヴィアとリッカルド・ジオーネ、撮影はマリオ・ヴルピアーニ、音楽はジョルジョ・ガスリーニが担当。出演はモニカ・ゲリトーレ、カブリエル・ラヴィアほか。
1985年製作/イタリア
原題または英題:Scandalous Gilda
配給:アルバトロス
劇場公開日:1987年9月12日
ストーリー
夫の浮気を知ったヴァレリア(モニカ・ゲリトーレ)は、浮気の現場へ行き、声もださずに立ち尽くした。夫は彼女の存在に気づき、激しく口論し合うが、家に戻ったヴァレリアに、暫く家には戻らないと夫の伝言が入る。メイドから不仲の原因は性の問題だと言われショックを受けるヴァレリア。あてもなく家を出たヴァレリアは、見知らぬ男に誘われレストランへ。男は映画のプロデューサーのマルコ(ガブリエレ・ラヴィア)。彼をモーテルへと誘うヴァレリア。マルコはヴァレリアの美しい魔性の気品に心奪われてしまう。自分の中にある性欲が露出し悶え狂うことに当惑するヴァレリア。羞恥心にさいなまれながらも、見知らぬトラック運転手に身を売ったり、公衆トイレで犯されたり、売春、放尿、マルコに別の女性をレイプさせたり性欲を貪るヴァレリア。ある日、駐車場に女性を連れ込んで犯すマルコを見ながら、一時の快楽の歓びに浸っていた自分に気づき茫然と立ちつくすヴァレリアは、愛の本質を知るのだった。車の中で別れ話の口論になるが、仲直りし激しい口づけを交わす二人、幸福の瞬間、車はブレーキをかけた痕跡も残さず、崖下へ転落し、炎上。ヴァレリアだけが車から脱出し車道に戻り、マルコの車は黒煙をあげて燃えていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ガブリエル・ラビア
- 脚本
- ガブリエル・ラビア
- リッカルド・ジオーネ
- 製作
- ピエトロ・イノセンティ
- 撮影
- マリオ・ヴルピアーニ
- 音楽
- ジョルジオ・ガスリーニ
- 字幕
- 岡枝慎二