ビール戦争

解説

平凡な男がふとしたことで警官の制服を手にしたことから、変貌する姿を描く。製作・監督・脚本はヘルベルト・アハテルンブッシュ、撮影はヨルク・シュミット・ライトヴァインが各々担当。出演はヘルベルト・アハテルンブッシュ、ハインツ・ブラウンなど。16、イーストマンカラー、スタンダード。

1976年製作/西ドイツ
原題:Bierkampt

ストーリー

ヘルベルト(ヘルベルト・アハテルンブッシュ)は、ある日、警官の制服を盗み、新しい人物になった効果をミュンヘンの10月祭で試してみようとした。一方、制服を盗まれ、今やソーセージ売りと化した警官の追求の手は伸びてくる。しかし、ヘルベルトは警官という権威を利用してこの危機を乗りきった。彼は騒ぎ興じている群集の間を動きまわりながらビールを飲み、見ず知らずの女とふざけあったり、他人のビールに手を出したり、客をからかったり、あげくの果てに舞台に登って楽団の指揮をとりはじめる。他の酔客達は彼のことを面白がった。だがヘルベルトは酔っているうちに突然、自分が本当の警官であると思い込む。そして、警官として自らの態度を恥じ、最後にピストル自殺をとげた--。

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