劇場公開日 1977年3月26日

「He/She Danced With Me」シンデレラ(1976) jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0He/She Danced With Me

2021年1月9日
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やはり見せ場は《舞踏会のシーン》
シンデレラ(クレヴィン)が現れる迄は 定番スタイルのダンスなのだが、その登場と共に振り付けも激変する

彼女と王子のダンスには(フェアリーの仕掛けによるものではない)恋の魔法にかかる瞬間が表現されており、輪が拡がるにつれ みるみる群舞も生気をおびる

ダンスで恋に落ちるシーンは 多くの映画にあるが
〈誰の目にも明らかなこと〉として観客にも〈感じさせる〉ところがすごい
シャーマン兄弟の名曲が 最高に輝く瞬間でもあるし、振り付けも素敵
(彼等が脚本に参加していることも関係しているのだろう… )

シンデレラも可憐、衣裳/装飾も豪華、ロケーションも素敵
ロイヤルバレエ団も活躍してるし 傍役もガッチリ固められている

王子役のリチャード・チェンバレンが懐かしくて観てみましたが、彼が英国人ではなく アメリカ人で甘い歌声なのも知りました
キャリア途中で 活躍の場を、アメリカから英国に移したのも 大正解のような気がします

jarinkochie