ハイスクール・グラフィティー 渚のレッスン

劇場公開日:

解説

オーストラリアの海岸に面した小都市を舞台にして、思春期の少女たちのひと夏をめぐる体験を通じて大人になってゆく姿を描く青春映画。製作はジョーン・ロングとマーガレット・ケリー、監督は「ブレイカー・モラント」(80年/日本未公開)のブルース・ベレスフォード。キャシー・レットとガブリエル・ケーリイの原作(近代映画社)を基にマーガレット・ケリーが脚色。撮影はドン・マッカルパイン、音楽はレス・ゴックが各々担当。出演はネル・スコフィールド、ジャッド・キャペリア、ジェフ・ロー、トニー・ヒューズ、ジェイ・ハケット、ネッド・ランダーなど。

1981年製作/オーストラリア
原題:Puberty Blues
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1982年7月17日

ストーリー

オーストラリアの海岸に面した小都市。この町の若者たちの楽しみは、サーフィン。サーフィンのうまい男の子が人気を獲得し、女の子たちは彼らの親衛隊になる。デビー(ネル・スコフィールド)とスー(ジャッド・キャペリア)の二人は、“イモ”とか“虫ケラ”とかからかわれているが、やはり親衛隊のグループに入りたいと願っていた。試験のカンニングで、サーフィン・グループの罪をかぶったことからグループ入りが叶った二人は、その日から徹底的に男の子たちに仕える日々が始まった。早速デビーに目をつけたブルース(ジェイ・ハケット)は車の中で彼女を抱くが、欲望だけをむき出しにする彼は、結局デビーと結ばれないまま、彼女に見切りをつける。悲しむ彼女を優しく慰めたのは、心優しいギャリー(ジェフ・ロー)だった。二人は急速に接近するが、その頃からギャリーは麻薬の味を覚えはじめていた。デビーが妊娠したのではないかと不安な日々を送るころ、麻薬に深入りしすぎたギャリーが死んだ。その死を悲しみながら、デビーは自分の中で何かが変わるのを感じていた。それから一年。浜の掟に反して、男の子たちの中でただ一人、ビキニ姿で波を乗りこなす勇ましいデビーの姿があった。

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