ドラゴン水滸伝
劇場公開日:1980年8月9日
解説
中国の伝統ある武術の原点を探るクンフー・アニメーション。製作はチャン・イン、共同製作はテン・ユー・リー、監督はチャン・チー・ホイ、編集はシェン・カンが各々担当。
1975年製作/香港
原題または英題:The Story of Chinese Gods
配給:東宝東和
劇場公開日:1980年8月9日
ストーリー
3千年程前の中国、殷の国が繁栄しているころ。王の紂王は、悪政を続け、日夜自らの快楽だけを求めていた。人々は貧しく、そんな状態にがまんできず王をなだめる部下を、紂王は次々に処刑した。天上の神は、その様子を見て頭を痛め、弟子の神、竜巻法師に下界ヘ下って人々を苦しめる紂王をなんとかするように命じた。下界に下った竜巻法師は、紂王の非道さに手がつけられず、ひとまず隣国の周の国ヘと渡った。周の国の王、文王は、人望も高く、国は栄え人々は平和な生活を送っていた。一方、竜巻法師が周の国に渡ったことを知った紂王は、周の国の勢力が大きくなるのを恐れ、周の国に攻め入った。それを見た天上の神は竜巻法師を助けるために、多くの仙人や童子、空手の神などを送った。一方、紂王もそれに挑むように、天上の悪神、鬼首法師を味方につけ、魔王や妖怪たちを集めた。こうして、神々の激しい戦いが繰り広げられることになった。すべての武術、妖術が使われ、戦いは続いた。そして、空手の神が怒りをこめた鉄拳のもとに、紂王は息絶え、悪神は滅び去った。やがて周の国の善政のもとで、人々は平和に暮らすのだった。