悪党谷の二人

解説

文明開化の波おしよせる西部を舞台に、古き西部男2人が悪人相手に展開するアクション。製作総指揮はロバート・ゴールドスタイン、製作・脚本はロナルド・M・コーエンとデニス・シュラックの2人。監督は「戦う幌馬車」のバート・ケネディ。撮影はハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽はウィリアム・ラヴァ、美術はスタン・ジョリー、編集はホワード・ディーン、オソー・ラヴァリングがそれぞれ担当。出演は「5枚のカード」のロバート・ミッチャム、「新荒野の七人 馬上の決闘」のジョージ・ケネディ。その他、マーティン・バルサム、ジョン・キャラディン、デイヴィッド・キャラダイン、マリリン・ロベル、ロイス・ネットルトン、ディック・ピーボディ、ダグラス・V・フォーリー、ジョン・デイヴィス・チャンドラーなど。テクニカラー、パナビジョン。1969年作品。

1969年製作/アメリカ
原題:The Good Guys and The Bad Guys

ストーリー

長年、西部の小さな町の保安官をつとめてきたフラッグ(ロバート・ミッチャム)には、今や心をゆるせる友は、グランディ老人(ダグラス・V・フォーリー)ぐらいなものだった。ある日、フラッグは、グランディ老人から、人相の悪い男たちを近くで見たと知らされた。それは、無法者のワコ(ダグラス・キャラダイン)達であったが、その中には、フラッグが、昔逮捕しながらも逃亡されてしまったマッケイ(ジョージ・ケネディ)がいた。そこで、彼らの狙いが銀行の大金だとかぎつけたフラッグは、保安官補のボイル(ディック・ピーボディ)に命じ悪党狩りの志願者をつのらせた。この動きを知った保守的な長調のランドルフ(マーティン・バルサム)は、すぐにフラッグに引退を要請、気の弱いボイルを保安官にしてしまった。やむをえずフラッグは単身悪の巣に乗り込んだが、逆に捕まってしまった。だが、昔なじみのせいか、マッケイはフラッグの命をうばえず、そのかわりに、銀行襲撃に加わらずに、1人残ることになった、そこへ、グランディ老人が現れて、マッケイを撃とうとしたが、今度は逆にフラッグがマッケイの命を救ってしまった。そのころ、銀行の厳重な警戒に二の足をふんだワコ一味は、計画を変更、駅で列車から積みおろす時、金貨を奪うことにした。その列車を待つ間ワコの手下の1人であるデュース(ジョン・デイヴィス・チャンドラー)が酒場の女主人ポリー(マリリン・ロベル)をめぐった争いから、グランディを射殺した。一方、未亡人メリー(ロイス・ネットルトン)の家に落ち着いていたフラッグとマッケイの心は次第にうちとけあい、悪人の計画に気づいた町長の願いもあり、2人してワコ一味逮捕に、力をそそぐことにした。そして、ついに、列車襲撃を強行した悪人どもと、2人は対決することとなった。2人は、車掌のティッカー(ジョン・キャラディン)や、列車の乗客たちの力を借りながら、悪人狩りに成功。その翌日、フラッグは、マッケイとつれだって、いづこともなく、出発して行くのだった。(ワーナー配給*1時間30分)

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