若草の歌

劇場公開日:

解説

「オペレッタの王様」と同じくアンドリュー・L・ストーンが製作・監督した音楽映画で、アン・ロネルの原案に基き、同様にストーンがロバート・ライヴリーとストーリーを書き、脚本はフレデリック・J・ジャクソンが執筆した。「オペレッタの王様」のアラン・ジョーンズとスザンナ・フォスターが、「北海の子」のリン・オヴァーマン、「スポイラース(1942)」のマーガレット・リンゼイと共に主演し、メトロポリタン・オペラの歌手リチャード・ボネリ及びイーラ・ペチーナ、同じく演出者タンディ・マッケンジー、音楽批評家ディームス・テイラー、その他5名の少年音楽家たちが出演している。撮影は「桃色の旅行鞄」のテオドル・スパークールが監督した。

1941年製作/アメリカ
原題または英題:There's Magic in Music
配給:MPEA映画社
劇場公開日:1948年1月

ストーリー

ミシガン州インターロッケンにあるミュージック・キャンプの創設者の息子マイケル・マディは、ニューヨークのマンハッタン・オペラ会社の宣伝係ジョージ・トーマスと親友である。ある夜二人は未来の大歌手を発見すべく、アルバーレスクに言った途端、その筋の手入れがあり二人はかろうじて逃げ出した。二人の自動車にはバーレスクの歌手ツードルスが薄着のままかくれていた。彼女は15歳の不良少女で感化院を仮退院中で、つかまれば逆もどりだという。マイケルは連れて帰り、歌わせてみると百万人に一人という声の持ち主であった。聞けばレコードで覚えたのだというので、本格的に仕込んだら大したものだと、二人は身許保証人となり、彼女をインターロッケンのミュージック・キャンプに連れてゆく。キャンプには14歳の天才少年ヴァイオリニスト、13歳の少女ヴァイオリニスト、14歳の少女ピアニスト等がいたが、ツードルスがあばれるので真面目な勉強も出来なくなる有様であった。キャンプの新しいマネージャーのシリヴィア・ワースに初めて会ったマイケルはたちまち恋におちいる。マイケルがツードルスを善良な性質にしようとしているのを知ったシルヴィアは、いやいやその手伝いをしたが、却つて彼女のいたずらはひどくなる許りだった。遂にマイケルはジョージと二人掛りでツードルスのしりをたたき、彼女に改心を誓わせた。キャンプではオペラ祭を催すこととなり、有名なオペラ歌手ボネーリ及びペチーナも出演し、マイケルが主役を歌い、ツードルスが相手役を歌うように望まれたが、キャンプでの経歴が短いので他の娘が出演することになる。しかしその娘はへんとう線をよそおい、歌えないというので、結局ツードルスが引張り出されて美しい声を聞かせた。

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