「2018年の近未来・・・もう過ぎてますけど・・・」ローラーボール(1975) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
2018年の近未来・・・もう過ぎてますけど・・・
これは暴力スポーツというジャンルの名を借りた戦争映画だ。公開当時はローラーゲームが流行っていた時代で、最も将来性があるかのような新スポーツであった。この映画では制作費45億円もかけた贅沢なB級作品だと思うのだが、管理体制の中で踊らされた戦争の虚しさをも表現する力作にも感ずる。しかし、ゲーム以外では安っぽいセットで、日本の扱いがひどすぎる(笑)「東京」とか「ゴール」という文字をしっかり書いてほしかった。
ヒューストン対東京の試合では、うかつにも手に汗握ってしまったし、ラストの試合でもアドレナリン急上昇だった。しかし、ジョナサンの妻エラの扱いが説明不十分な点と、企業戦争については結局答えが見出せなかったところに疑問は残る。
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