霊魂の競売

解説

オーロラ・マルディガニアンが親しく身に受けた暴虐を基として書かれた「汚されしアルメニア」をフレデリック・チャピン氏が脚色し、オスカー・アッフェル氏が監督して完成した映画で、徹頭徹尾土耳古人の惨虐を描き、憐むべきアルメニア人を救って呉れと叫んで居る。オーロラ・マルディガニアン嬢自らが主役を勤め、アンナ・Q・ニルソン嬢及アーヴィング・カミングス氏が対手を演じて居る。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:Auction of Souls

ストーリー

1915年回教を奉ずるトルコ人は、キリスト教徒なるアルメニア人の大虐殺を行った。オーロラ・マルディガニアンもこの渦中に巻き込まれ、父母は殺され、恋人ヴァルダンとは離されて、或は総督フサイン・パシャーの毒牙に懸らんとし、或は沙漠を根拠とする悪種族カード族に誘拐され、酋長ケエメル・エッフェンディに売渡されて彼の後宮に閉込められ、或はムーシュの奴隷市場に売られる等、堪え忍ぶ事の出来ぬ程の凌辱を受けながら、遂に恋人ヴァルダン及英国の女教師エディス・グラハムと共に逃れ、米国へ来てこの惨めな人々の模様を発表する。

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