レッド・リバーのガンマン

劇場公開日:

解説

ジョン・シュリーの西部小説を彼自身とロバート・エメット・ジンナが共同で脚色、「さそり暗殺命令」のリチャード・ソープが製作・監督した西部劇。撮影は「さそり暗殺命令」のエルスワース・フレデリックス、音楽はTV「ナポレオン・ソロ」シリーズのリチャード・ショアーズが担当した。出演は「パリは燃えているか」のグレン・フォード、「悪のシンフォニー」のアンジー・ディッキンソン、「ガンファイターが帰ってきた」のチャド・イベレット、「荒野のアパッチ」のゲイリー・メリルほか。

1967年製作/アメリカ
原題または英題:The Pistolero of Red River
配給:MGM映画
劇場公開日:1967年9月15日

ストーリー

かつて銀行を襲撃して入牢したことのある西部きってのガンファイター、ダン・ブレイン(グレン・フォード)は、今は国境の町スウォラの保安官になっていた。その彼を探し出して討ち果たし、勇名をとどろかせようと望んでいる血気さかんなガンマンが、西部にはたくさんいた。若者ロット・マクガイア(チャド・イベレット)もその1人であった。ある日の午後、ダンがいつものように谷川で釣りをしていると、そこへダンが馬でやって来た。2人は釣りたてのマスを焼き、ウィスキーをくみかわした。ダンはロットが好きになったが、ロットはダン・ブレインを射ち殺すつもりだと言った。ダンが自分の名を言うと、ロットは急にその場から立ち去った。血気にはやるロットはスウォラの町に入ると、すぐ問題を起こした。彼は評判よくない賭博師とポーカーをし、相手のインチキを見破って射ち殺してしまったのだ。それを知ったダンはロットを事務所に呼び、若い者を殺したくないから、町を出て行けと、説得にかかった。だが早射ちベスト・ワンか死かと、一途に思いつめているロットには、ダンの気持ちがつうじなかった。そんな時スカーネス(ジャック・イーラム)という男が、ダンをゆすりに来た。彼は昔ダンと一緒に入牢していたことがあって、これをタネに脅しにかかったが、そんなことは町の誰もが知っていて驚くにあたらなかった。ダンを心から愛していたサロンの女主人ライザ・デントン(アンジー・ディッキンソン)はスカーネスに金を与え、ダンの命を狙うロットを殺してくれるよう頼んだ。しかしロットはその手に乗らず、スカーネスを射殺した。ダンとロットの決闘はライザの酒場で行われた。対決は一瞬にして終わった。若さにはやったロットは死に、ダンも脇腹に弾丸をうけた。ロットを憎むことのできなかったダンの心は重かった。そしてロットの棺の上に、自分の拳銃とガンベルトを投げ出し、涙にくれるライザを町に残し、去って行った。

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