掠奪者の群

劇場公開日:

解説

19世紀の米墨戦争が終った頃を背景に、元メキシコ領土を占領した米人の抗争を描く西部劇。「復習の二挺拳銃」のサム・ロエカとトーマス・G・ハッバードの脚本を、「必殺の銃口」のアルバート・C・ガナウェイが製作・監督。撮影はチャールズ・ストローマー。主演はTVにも出ている「硝煙のユタ荒原」のジム・デイヴィスと、ジョン・フォードに見出だされたアーリーン・ウィランが色どりをそえ、ウエスタン歌手で「必殺の銃口」のファロン・ヤングが加わる。マーティ・ロビンス、リー・ヴァン・クリーフ等が助演する。

1957年製作/アメリカ
原題:Raiders of Old California
配給:リパブリック=NCC
劇場公開日:1958年4月29日

ストーリー

1847年、カリフォルニア周辺の帰属をめぐって勃発した米墨戦争が、アメリカ側の勝利に近づいた頃、騎兵将校アンガス・クライド・マッケーン(ジム・デイヴィス)は、部下と共に大地主ドン・ミゲル・セバスティアンの荘園を襲撃、ドンの命の代償に広大な土地を略奪した。当時彼の片腕だったスコットと妻ジュリー(アーリーン・ウィラン)の反対を押し切り、彼は小作人を容赦なく追いたて、暴虐をつくすが、やがてウオート判事とその息子の保安官ヤング(ファロン・ヤング)の知るところとなり、2人は土地の権利認定をめぐる裁判をするためにマッケーンを訪れた。事件の鍵をにぎるドン・セバスティンは近くの町で牧師をやっている。彼を殺そうとマッケーンはパーディをはなつが、反対にヤングに殺される。裁判の日、ドンはマッケーンの不正を証言、マッケーンの有罪は決まった。彼は逃亡をはかり、牛の大群を町へ追い込んで裁判をぶちこわすが、自らも疾走する牛の群にまきこまれて死んだ。

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